総括質疑(要旨)3月14日

三宅 正彦(自民党)

Q 豊洲新市場への移転について、安全の検証には科学的な問題が一番重要と考えるが、知事の認識は。
A 科学的根拠に基づく安全の確保と消費者の理解による安心の確保が重要。
Q 土地取得等の手続き上の問題は移転の可否には影響を及ぼさないと考えるが、知事の所見は。
A 科学的信頼性・土地の取得の経過・安全性の観点を総合的に判断すべきと考える。
Q 築地か豊洲か二者択一であり、第三の道はないと考えるが、知事の見解は。
A 第三の道については現時点では考えていない。
Q 2020年東京大会に向け、フラッグツアーを全国各地で実施すべき。知事の見解は。
A 6月までに都内全市区町村を巡回。全道府県のツアーを開始し、日本全体で参加気運を高める。
Q 工夫を凝らしてパラリンピックの開催気運醸成に向けた取組を。
A 競技体験プログラムや大規模イベントを開催。4月にパラリンピック部を新設し、準備を加速。
Q 教育施策大綱策定に当たり、知事の教育施策への思いは。
A 全ての子供が将来の希望を抱くよう都独自の給付型奨学金を創設。創造的思考力育成の教育等を推進。
Q 真のグローバル人材育成のため、世界に主張できる力を伸ばす教育を。
JET青年の複数配置校増加等英会話を充実するプロジェクトを都立高校20校に導入。
崎山知尚〈関連質疑〉
Q 築地市場の建物の安全性について、8年から25年までの耐震診断の結果は。
A 5棟は耐震基準を満たし、5棟は工事後に基準を満たした。残り6棟は十分な工事を実施できなかった。
Q ほぼ毎日事故が発生する危険な状態を知事は視察したのか。
A 狭いスペースに車両が集中し事故も多い。安全確保の取組を適切に講じる。
Q 開放型の築地市場はネズミやカラス等の侵入を防げないが、知事の見解は。
A 衛生面の課題もある状況は理解した。市場業者の協力も得て衛生確保の取組を推進。
Q 28年3月の土地利用の履歴等調査届出書の内容は。
A 過去にはドライクリーニング工場等があり、市場用地内に土壌汚染の恐れがある区域の存在が推定される。
Q 市場内の土壌から環境基準を超過した有害物質の調査結果が出たのか。
A 掘削土砂から基準の1・6倍のフッ化物と2・4倍のヒ素を確認。土壌汚染対策法に基づき、アスファルトで覆う等対策を講じており、人の健康に影響はない。
Q 知事は就任後、移転延期決定までに業者の声を聞いたのか。
A 直接お目にかかってはいなかったと記憶している。
Q 28年3月の土地利用の履歴届を1年後に報告した理由は。
A 届出段階での公表はしていない。開示請求等の公表に合わせて報告。

JETプログラム The Japan Exchange and Teaching Programmeの略。語学指導等を行う外国青年招致事業のこと。

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