知事と議会が都政を前に進め
都民福祉の最大値を目指すべき

崎山知尚(自民党)

知事の基本姿勢
〔1〕代議士と立場が変わり、首長としての小池知事の政治姿勢は変化したか。〔2〕二元代表制について知事の所見は。
知事 〔1〕知事として都民ファーストの姿勢を貫き、東京大改革を進め、新しい地方自治の姿を示す。〔2〕二元代表制に基づき、議会としっかり議論を重ね、一つ一つ改革を進める。
2020年東京大会
経費削減に向けた我が党の緊急提言の実現に向けて、検討を。
知事 緊急提言は大歓迎。より良い東京大会にしていくための意見をぜひとも頂戴したい。
都政運営
〔1〕混合介護導入決断に至る経緯と、極秘裏に進めてきた知事の考え方は。〔2〕都内で最も人口減少の顕著な多摩・島しょ地域への対応も含め、抜本的な少子化対策への所見は。〔3〕入札契約制度改革研究会と都政特別顧問とで、今後の制度のあり方について、公開での議論の場の設置を提案する。所見は。〔4〕無電柱化を加速化する取組について、具体策と所見は。〔5〕木密地域の不燃化対策について、具体的に何を充実、前倒しするのか。〔6〕豊洲新市場の環境アセスメントが変更で済むならば、総合的な判断の時期の前倒しを。
知事 〔1〕意見も伺いながら具体的な内容を検討し、まずはモデル事業として取り組む。〔2〕待機児童対策など関連施策の更なる充実を図る。多摩・島しょ地域を含め、対策を全般的に推進。〔3〕公開議論は大歓迎。特に、お金が絡む分野の議論は都民の前で展開されるべき。〔4〕条例化に当たり、事業者や議会の協力も得ながら、技術革新とコスト削減等を推進。〔5〕区と連携した不燃化特区の取組や特定整備路線の整備を一層加速する。〔6〕スピードと同時に食の安全・安心が大切。専門家会議等を精力的に進め、法律に基づく手続を確実に実施。
建設局長 〔4〕コスト縮減に向け、チャレンジする区市町村に対して財政支援の拡充を検討。
誰もが快適に利用できるトイレの整備
〔1〕2020年に向け、区市町村や民間への波及も見据え、全庁横断の調整を進めるべき。〔2〕都立公園等において、積極的に取り組むべき。〔3〕都内公立学校における今後の整備の取組は。
政策企画局長 〔1〕都営地下鉄各駅や公園、旅館等のトイレの洋式化について、区市町村や民間事業者と連携し、全庁的に推進する。
建設局長 〔2〕東京大会の会場となる公園等で、2020年までに約8割の洋式化を目指す。
教育長 〔3〕都立学校に洋式トイレ等を計画的に整備。区市町村立小中学校への支援も検討。
福祉政策
〔1〕障害者差別の解消に向けた条例の策定について所見は。〔2〕高齢化が進む中、フレイルの予防にどのように取り組むのか。
福祉保健局長 〔1〕障害のある方々の意見も聞きながら議論を進め、相談の仕組み等を盛り込み、30年度の施行を目指す。〔2〕28年度、予防に関する勉強会を開催。包括補助等により、健康教育等に取り組む区市町村を支援する。
産業政策
〔1〕商店街が将来を見据えた取組を展開できるよう支援すべき。〔2〕難病患者やがん患者が治療と仕事を両立しながら生き生きと働けるよう、一歩踏み込んだ就業支援を。
産業労働局長 〔1〕計画立案等を専門家が支援する新たな仕組みや、商店街と地域団体等が連携した取組への支援の拡充を検討。〔2〕疾患の特性に配慮した採用等を進める企業に対し、奨励金などの新たなインセンティブを検討。
私立幼稚園
預かり保育等への支援を。
生活文化局長 預かり時間の延長等を行う幼稚園に対する都独自の支援策の検討や、区市町村等との連携を推進し、積極的に支援。
多摩振興
今後どのように取り組むのか。
総務局長 地域特性等を踏まえた新たな振興策を策定。市町村支援を、地域の実情に即した効果的なものとなるよう積極的に取り組む。

フレイル 加齢とともに、心身の活力(筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態などの危険性が高くなった状態のこと。

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