新年のご挨拶(議長・副議長)

東京都議会議長 川井 しげお

 あけましておめでとうございます。

 都民の皆様におかれましては、明るく希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 都民・国民が熱狂したリオデジャネイロでのオリンピック・パラリンピック競技大会が終了しました。都は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、準備を加速すべき重要な時期を迎えております。また、開催を契機に、障害者スポーツの振興や高齢者などにも配慮した東京のバリアフリー化の推進に取り組むとともに、2019年に開催されるラグビーワールドカップ大会の準備も精力的に行い、人々の心に残る素晴らしい大会にしたいと考えております。

 東京五輪大会後も、東京が持続的に成長を続けるために、東京の活力を維持・発展する取組を推進していくとともに、東京と地方がともに成長するための施策を展開し、日本全体が活気を取り戻す契機とすることが大切です。一方で、喫緊の課題である少子高齢化や、いつ発生してもおかしくない首都直下地震への対応は極めて重要です。今後も、待機児童対策の強化、高齢者施策の取組の推進、地震に強いまちづくりなど、東京が抱える様々な課題に取り組む決意です。

 さて、豊洲新市場の問題については、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけしたところでございます。都議会としては、都民や市場関係者の皆様の安心を確保するとともに、不安の払拭に全力を傾注してまいります。

 二元代表の一翼を担う都議会は、一千三百万都民の代表として、知事を始め執行機関との真摯な議論を積み重ね、都民の皆様の声を都政に反映させてまいります。私は議長として、都議会の使命と責任を強く自覚し、都民の皆様の信頼と期待に応えられるよう、全力を尽くす決意であります。

 年頭にあたり、皆様のご健勝とご多幸を心から祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

東京都議会副議長 小磯 善彦

 あけましておめでとうございます。

 本年が都民の皆様にとりまして更なる飛躍の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

 2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催まで4年を切りました。東京大会の準備には、東日本大震災による被災地の復興という視点を忘れてはいけません。また、文化プログラムを都内にとどまらず被災地でも実施し、東京や日本の文化を次世代に継承する取組も大切です。さらに、五輪史上初の二度目のパラリンピックを機に、障害者スポーツの更なる振興とともに、鉄道駅におけるホームドアの整備など、バリアフリー化を一層推進させることが重要です。

 さて、昨年は、豊洲市場における食の安全・安心への信頼を揺るがす問題が発生しました。都民の皆様が納得していただける安全性の確保と風評被害対策、また市場関係者への配慮に全力で取り組んでまいります。

 都議会は、社会的弱者に寄り添いながら、都民が自己実現を図ることができるための社会的な仕組みの構築に向け、都を世界一の福祉先進都市にすべく努力してまいります。また、防災・減災対策、中小企業対策など東京が抱える課題の解決に着実に取り組んでまいります。都議会の活動に対し、一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 私は副議長として、都議会を構成する議員が党派を超えて総合力を発揮できるよう、議長を補佐し、円滑な議会運営に尽力する所存でございます。

 年頭にあたり、都民の皆様のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

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