知事の公私混同問題の原因と
背景を包み隠さず明らかにせよ

和泉 なおみ(日本共産党)

知事の公私混同問題
〔1〕知事が泊まるホテルは一流でなくてはならないという傲慢な考え方は断じて許されない。都民に対し謝罪すべき。〔2〕知事は公用車の使用について厳格な運用を徹底すると発言したが、今までの運用が厳格でなかったと認めるのか。〔3〕領収書を書いた相手側への聞き取り調査すらやろうとしない弁護士の調査報告書を都民が信用すると思うか。〔4〕家族旅行と理解するほかないものを会議費と偽って政治資金を用いたのではないか。〔5〕知事が代表者となっている泰山会の収支報告では、領収書にただし書きや支出目的が記載されておらず、政治資金規正法に反しているのではないか。〔6〕知事自らが政治資金の使い方を明らかにして都民の判断を仰ぐベき。〔7〕けじめをつけると言うなら、疑惑に関わる全ての事実を明らかにし、速やかに辞職すべき。〔8〕知事の特別秘書は本来私設秘書がやるべきことを行っているのではないか。
知事 〔1〕海外出張の経費は公費で賄われていることを肝に銘じ、ファーストクラスやスイートルームを利用せず、最小限の体制とする。〔2〕ルールに従って公用車を使用してきたが、今後はより厳格な運用を図る。〔3〕弁護士から、証拠や領収書に基づき事実認定を十分尽くしたとの発言があり、信頼性は確保できる。〔4〕宿泊費について不適切なものが明るみに出たことは不徳のいたすところであり、深く反省している。〔5〕指摘を受け、私も事務所も適切な領収書を請求するよう徹底している。〔6〕都民への信頼は一朝一夕に回復できるものではない。調査結果を踏まえてしっかりと対応。〔7〕弁護士による調査の結果を踏まえ、問題にしっかりと対応していく。〔8〕特別公務員として、都政運営全般に対して知事を補佐し、場所や時間を問わず職責を果たす上で最も効率的な勤務形態をとっており、何ら問題はない。
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