数々の公金の私的流用疑惑と
公私混同疑惑への知事の見解は

上野和彦(公明党)

公金の私的流用疑惑
〔1〕第三者による調査結果で返金が妥当と指摘された失態に対し、知事の見解は。〔2〕調査結果に基づき知事が返金すれば都民は納得するのか。〔3〕事務所家賃について仮に違法性はないとしても、道義的・倫理的責任への見解は。〔4〕政党交付金にまつわる疑念について都民にどう説明するのか。〔5〕組織対策費1050万円の領収書を提出すべき。〔6〕複数の政治団体にまたがり購入した美術品等は脱法的に蓄積された資産と断ぜざるを得ないが、見解は。〔7〕美術品等の保管場所が都庁以外明らかでない。明確な答弁を。〔8〕美術品等の転売や譲渡への疑念について、知事の見解は。〔9〕宿泊費や飲食費の公私混同の実態、公職選挙法に抵触する恐れがある一連の疑惑について、知事の見解は。
知事 〔1〕自らの責任を感じ、心から深く反省している。〔2〕返金すれば全て解決すると思っていないが、まずは調査報告を頂き是正を図る。〔3〕賃料水準及び賃料支払いは相当であると回答を得た。〔4〕政党助成法に違反しておらず、借入金返済に政党交付金は一切使用していない。〔5〕組織対策費は領収書の提出が求められておらず、保存していない。〔6〕資産として所有する考えは無く、都立病院や福祉施設の展示等で活用してもらえるならお願いしたい。〔7〕泰山会の事務所で保管。今後適切な対応を図る。〔8〕政治活動のツールとして活用するためであり、転売・譲渡したことは一切ない。〔9〕公私が曖昧な支出について違法ではないが不適切であるとの指摘を受け、極めて恥ずかしい行動をとっていたことを反省したい。
海外出張経費
知事は税金を海外出張で無駄遣いしてほしくないという都民感情を真摯に受け止めるべき。自らの対応への見解は。
知事 多額の経費がかかったことは深く反省し、あらゆる費用につき抜本的な削減方策を取りまとめ、私の責任で信頼を回復したい。
湯河原への公用車の使用
東京を世界一安全な都市にするとの発言と毎週末のように都内を留守にする行動の不一致について見解は。
知事 危機管理意識が甘いとの批判は当然のこと。今後は自らの行動を律していく。
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