新議長就任挨拶

第46代議長 高島 なおき
足立区選出(自民党)

 このたび、栄えある第46代東京都議会議長に就任いたしました高島 なおきでございます。身に余る光栄に感激するとともに、責任の重さを痛感しているところであります。今後は、議長として全力を傾け、公正かつ円滑な議会運営に取り組んでまいります。

 さて、一千三百万都民の皆様の代表である都議会には、執行機関とは異なる視点で都民の多様なニーズを把握し、東京の抱える諸課題について、知事をはじめとする執行機関と真摯な議論を交わすことにより、より良い政策を追求することが求められます。二元代表制が、その機能を十分に果たしてこそ、都民本位の都政が実現するものと確信しております。

 都議会は、これまで、防災・危機管理対策をはじめ福祉、まちづくり、教育・文化など様々な重要課題に取り組んでまいりました。今後まずは、オリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市として、バリアフリー化や交通アクセスの改善、更には、世界中から訪れる人々へのおもてなしなどに取り組み、2020年大会を成功に導いてまいります。ただし、これにとどまることなく、五十年後、百年後の東京の将来をしっかりと見据え、真に都民の安全・安心な暮らしを実現し、東京を世界第一の成熟都市として次の世代に継承していくため、必要な政策を展開し続けることが重要であります。

 そのためにも、地方税財源の充実・強化は重要な課題であります。国が実施している地方法人課税の不合理な偏在是正措置等は、日本経済の成長をけん引する首都東京の活力を減じるとともに、地方分権の流れに逆行するものであります。都議会は、今後とも、執行機関と連携し、地方税財源の拡充を国に強く求めてまいります。

 東京が力強く邁進しようとしているこの時期に、知事とともに都政をしっかりと舵取りしていくことこそ、都議会に課された責務であります。

 私は議長として、都議会が、秩序と品位を重んじ、都民の信頼と期待に応えられるよう、持てる力の全てを捧げる決意でございます。

 都民の皆様におかれましては、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

略歴
都議4期(平成9年7月から21年7月まで、平成25年7月から現在まで)
議会運営委員会委員長(平成20年9月から21年7月まで)
オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会委員長(平成25年10月から現在まで)
都議会自由民主党幹事長(平成20年8月から21年7月まで)
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