都市間競争の時代を勝ち抜き
首都東京から日本をリードせよ

中屋文孝(自民党)

知事の基本姿勢
今後の都政の舵取りは。
知事 トップマネジメントの体制を強化。現場で生まれた新しい発想を現実の政策に仕上げ、26年末に長期ビジョン策定し道筋定める。
地方法人課税
実効税率引き下げと国の不合理な偏在是正措置に、どう対処するのか。
知事 実効税率引き下げで自治体の歳入に影響与えぬよう確実な代替財源の確保を求め、偏在是正措置の動きには断固徹底して対抗。
国際化
〔1〕国家戦略特区に関わる有識者の筋違いな批判への所見は。〔2〕IR推進法案成立後は具体的な検討を。〔3〕知事が目指す都市外交は。〔4〕北京出張の成果と今後の取組は。
知事 〔1〕東京の多様性を無視した机上の空論が展開され甚だ遺憾。現場の声を聞き実効性あるビジネス環境を整備し、日本経済再生につなげる。〔2〕海外のIRの現状調査や専門家へのヒアリング等、様々な観点から検討し総合的に判断。〔3〕世界の諸都市と相互理解を深め東京を次元の高い国際都市に引き上げるとともに、その過程で都民・国民が実感できる成果も還元。〔4〕技術交流・協力の推進を市長と合意。文化・経済交流も促進し連携深める。
防災プラン
策定を通じた今後の取組は。
知事 国や周辺県市との連携や都民の具体的な行動が不可欠。災害発生時の時間の推移に合わせ、自助・共助・公助の具体的取組示す。
都市政策
〔1〕知事が目指す総合的な交通政策は。〔2〕入居開始後40年以上経過した大規模団地再生への取組は。〔3〕多摩ニュータウンを始めとする多摩のまちづくりの取組は。〔4〕防災性向上の観点から都県境の道路整備推進を。
知事 〔1〕26年5月に検討会設置。有機的に一体化した交通体系を含む総合的な交通政策をまとめる。〔2〕建て替えによる創出用地を活用し、子育て・高齢者支援、防災施設等を導入。多様な世代が集うまちづくりに取り組む。〔3〕駅等を中心とした機能集約、広域的拠点を核とした道路網整備等、様々な主体が一丸となって推進。〔4〕隣接県と共通認識を深め、行政区域を越えたネットワーク形成へ協議進める。
次世代エネルギー
水素社会実現へ取組を。
知事 戦略会議の議論を長期ビジョンに反映。首都圏が共同でエネルギー構造の変革を牽引。
福祉
〔1〕新制度を含む社会保障制度改革への対応は。〔2〕障害者の就労支援への取組は。
知事 〔1〕現場の意見や負担への配慮が基本。国に情報提供を強く求め必要な提案を行い、東京の特性に応じた様々な施策を展開。〔2〕各局の連携した取組が必要。関係機関や教育・労働・福祉分野の連携を一層強化して推進。
大島の観光復興
早急に実効性ある支援を。
知事 夏の観光シーズンに宿泊費用の助成や割安ツアーの造成等、来島を促す取組で支援。
2020年東京大会会場計画見直し
〔1〕都民の信頼に応え、将来の東京の発展を第一に検討を。〔2〕カヌースラローム会場の整備は。
知事 〔1〕東京に残すレガシー、都民生活への影響、整備コスト高騰への対応の視点から見直す。真摯に議論を行い、会場計画全体をブラッシュアップしていく。〔2〕葛西臨海公園に隣接する下水道局用地の活用等、施設配置の検討を指示。全体の見直しの中で結論を出す。

IR IntegratedResortの略。国が検討しているカジノを含めた総合リゾート。

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