認可保育園増設で質の確保を
ブラック企業対策で雇用を守れ

植木こうじ(日本共産党)

待機児童解消
認可保育園を中心に据え、保育の質を確保しながら量を増やすべき。
知事 多様な保育サービスの整備を積極的に支援。質を確保しながらの量拡大は当然。
高齢者の介護施設
人口当たりの整備率が大きく立ち遅れている東京の現状への認識は。
知事 要介護高齢者が更に増えることを考え、特養など介護施設の定員は増やす必要がある。
福祉施設整備への都有地活用
全庁挙げて都有地や監理団体の未利用地の洗い出しを。
知事 都有地に限らず国有地等も含めた広範な土地活用策を検討するチームの設置を指示。
70歳から74歳の医療費窓口負担
2割負担は受診抑制につながる。どう捉えているか。
知事 新たな70歳から順次2割負担とする等必要な受診が抑制されないよう十分に配慮。
都営住宅の新規建設
この15年間で1戸もなく平均応募倍率は全国最悪。直ちに再開を。
知事 既存ストックを有効活用し適切な供給等に努めてきた。今後も住宅セーフティネットの中核機能を的確に果たせるよう取り組む。
教育条件整備と予算確保
教育予算を大幅に増やし、少人数学級を拡充すべき。
教育長 教育施策の充実に必要な予算は確保。小1問題、中1ギャップ解消に取り組む。
ブラック企業対策
若者の雇用守り充実させるため欠かせない緊急課題。都も対策を。
知事 法令遵守は企業の責務。都は若者や企業への法令周知や労働相談等の取組を進める。
中小企業振興策
これまでの都の対策の問題等、中小企業等の意見をくみ上げ再構築を。
知事 制度融資や取引先開拓支援等幅広く下支え。今後も現場の実情に即し施策を講じる。
住宅の耐震化助成
対象と内容の拡充を。
東京都技監 財源の効率的・効果的活用の観点から、引き続き整備地域で重点的に助成。
国のエネルギー基本計画
原発のリスクは大き過ぎる。国の計画と再稼働への見解は。
知事 国が計画を閣議決定し原子力規制委員会と立地地域の意見聞き再稼働を判断する。
猪瀬前知事の裏金問題
疑惑解明に全力を。
知事 都政の停滞は許されず、この問題に費やす時間はない。真実解明は捜査機関の仕事。

住宅セーフティネット 住宅市場の中で独力では住宅を確保することが困難な方々が、それぞれの所得、家族構成、身体の状況等に適した住宅を確保できるような様々な仕組みのこと。

小1問題、中1ギャップ 小学校や中学校への入学直後の時期に、学習規律が確保できなかったり学校不適応が発生したりする状況のこと。