新知事の東京の将来像を示せ
エネルギー需要側の政策進化を

酒井 大史(民主党)

都政運営
〔1〕新しい知事として幅広い視点から東京の将来像を示せ。〔2〕25年度予算案は堅実だが公約の苗を植えた段階。今後の取組含め見解は。〔3〕地方分権改革に向けた取組は。
知事 〔1〕新しい政策の展開で改革のうねり巻き起こし、一人ひとりが輝く社会を実現。〔2〕直ちに取組が可能なものは具体化。今後も新たな施策を展開し国の将来を切り拓く。〔3〕現場の発想力で具体的政策実現し、改革進める。
尖閣諸島活用
都の役割の基本的見解は。
知事 首都東京は日本の心臓であり、力強い鼓動により日本を支え、日本を変えていく。
防災対策
いかに都民の共助、自助を後押しして安全・安心の東京をつくり上げるのか。
知事 消防少年団員の倍増等地域の担い手を育て、企業の備蓄への支援等で取組を加速化。
エネルギー戦略
電力の供給側の改革とともに需要側の施策の進化により最適な制御を。
知事 新たな補助制度を25年度開始し、供給側・需要側の一体的取組進めバランスを確保。
産業振興
特区等産業振興をどう図るのか。
知事 戦略的な外国企業誘致、環境等成長分野の振興、中小企業の海外展開支援等を推進。
新銀行東京
今後の方向性について見解は。
知事 企業価値を高めるため安定的に黒字を確保し経営基盤を一層強化することが先決。
雇用
雇用を守り民間給与を上げる取組を。
知事 意欲ある若者と中小企業とのマッチング等効果的施策を展開し、中小企業の意欲ある取組の支援を充実させ経済を活性化させる。
築地市場移転問題
食の安全・安心確保と食文化の拠点継承について知事の見解は。
知事 新市場用地の土壌汚染対策に万全を期すため豊洲新市場開場を1年延期。築地の食文化の継承は中央区の取組に引き続き協力。
自転車の利用促進
交通手段として明確に位置づけた都市像を描くことについて見解は。
知事 安全で適正な利用のための条例や道路整備の促進により快適な都市空間を創出。
オリンピック・パラリンピック招致
国等と一体で積極的に活動すべき。今後の取組は。
知事 開催への熱意や都市の魅力を調査団に訴え、国家総力挙げて招致レースを戦い抜く。
教育再生
教育の充実に向けた見解は。
知事 生きる力と支え合う力を重視し、厳しい時代を生き抜き次代を切り拓く人間を育成。
医療・福祉施策
〔1〕子育て支援について基本認識は。〔2〕救急医療体制の充実への見解は。
知事 〔1〕安心して子育てできる環境を民間の力と連携し整備するのが行政の役割。東京スマート保育の創設等により支援。〔2〕救急医療の東京ルールによる迅速な搬送に加え、25年度は救急搬送患者を受け止める仕組みを強化。
犯罪被害者等支援
権利章典を策定すべき。
知事 法律等で明記されており都の策定は不要。今後も被害者支援に積極的に取り組む。
多摩地域の振興
知事の基本姿勢は。
知事 多様な魅力を持つ多摩地域の特性を活用した新たな多摩ビジョンを今般策定。

東京スマート保育 空き家・空き店舗等を活用し、区市町村が独自に実施する定員6人以上19人以下の小規模保育の整備を先行して2年間支援するもの。

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