安全・安心な躍動する都市
東京をめざして

東京都議会自由民主党幹事長 野島善司

 一昨年の東日本大震災を契機に、都民の安全・安心に対する関心が高まる中、首都東京が持続的発展を遂げ躍動する都市に変貌するためには、東京を高度防災都市として造形することが不可欠です。そのために我が党は、首都直下地震を視座に入れて、地域防災計画修正に向け具体的提言をまとめました。都は、我が党の提言を受け、都民目線に立脚した地域防災計画を、過日発表いたしました。その計画に即応して、木造住宅密集地域の解消、高潮や津波対策、重要構築物やライフライン施設の耐震化などのハード面と、災害時情報連絡網の確保、帰宅困難者対策の推進、防災隣組等地域の防災力向上などのソフト面との両面から、種々の防災対策を展開いたします。

 依然として景気回復の兆しが見えない中、急激な円高により都内の中小企業は厳しい経営環境下にあります。東京の産業力の維持・強化のため、実効性ある中小企業の支援策や雇用促進策を講じます。また、少子高齢対策や障害者、いじめ問題にも更に取り組みます。

 東京オリンピック・パラリンピックの開催は、人の絆や心の豊かさが失われつつある社会環境の中で、多くの子供たちや国民に夢と力を与え、世界に震災からの日本の復興をアピールできる絶好の機会でもあります。経済復興の起爆剤ともなる2020年の日本招致に向け全身全霊を傾けてまいります。

 我々は「命を守り、命をつなぐ」をキーワードに、都民の皆様が安全・安心を実感でき、躍動する東京の実現に向け邁進する所存です。

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