防災対策や福祉の予算は不十分
豊洲新市場の欠陥工事は中止を

清水ひで子(日本共産党)

 都政にとって、防災や福祉対策など住民の命と健康、財産を守るという自治体本来の責務を果たすことが求められています。ところが予算案では、防災や放射能対策は、きわめて不十分であるうえ、福祉やくらし、中小企業支援等は引き続き軽視されています。

 その一方、アジアの司令塔になると言って、外環道をはじめ巨大な道路、八ツ場ダム建設などの浪費的投資を拡大し、全国で失敗が相次いでいる外国企業誘致の開発の推進などが最重視されています。新市場の問題で、いま必要なのは豊洲の欠陥土壌汚染対策工事をストップし、都民や専門家、関係者の意見に耳を傾けることです。現代の技術水準をもってすれば安全で快適な現在地再整備は可能です。

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