東京都議会友好代表団の報告

 田中 良議長を団長とし、民主党、自民党、公明党、日本共産党からなる都議会友好代表団は、ソウル特別市議会と北京市人民代表大会常務委員会の招請を受け、昨年11月、両市と上海市を訪問しました。友好・親善の増進と調査や意見交換を通じて都議会の政策立案に役立てることが目的です。

 特に、今回は、中華人民共和国建国60周年、東京都・北京市友好都市提携30周年という節目の年の訪問でした。

 ソウル特別市では、市議会と市政府を訪問し、都市計画や経済振興策などについて意見交換しました。また、水素を燃料とした低炭素型の蘆原(ノウォン)水素燃料電池発電所、漢江(ハンガン)を観光資源や市民の憩いの場として活用する漢江ルネッサンス事業等を視察しました。

 北京市では市人民代表大会常務委員会と市政府、上海市では市人民代表大会常務委員会を訪問し、環境問題など大都市が抱える様々な課題について意見交換しました。また、低公害型の天然ガス式発電所である北京太陽宮熱電所、多目的に活用される五輪メインスタジアム、上海万博の準備状況、リニアモーターカーの実用性等の視察を行いました。

 友好関係の増進とともに、共通の都市問題とその解決策について大いに議論するなど、大変有意義な友好訪問となりました。

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