平成19年度公営企業会計決算特別委員長報告(要旨)

委員長 花輪ともふみ(民主党)

 本委員会では、平成19年度公営企業各会計決算について、公営企業として常に求められる企業の経済性の発揮を重視し、公共の福祉を増進するという経営の基本原則に立って、審査を行いました。

 平成19年度決算の損益の状況は、公営企業全11会計のうち、病院会計など9会計が黒字、工業用水道事業会計が収支均衡、中央卸売市場会計が純損益で赤字となり、この結果、11会計全体では1587億円の純利益となりました。

 また、11会計全体の累積欠損金は、537億円となっています。

 質疑においては、医療人材の確保・定着、周産期医療体制、豊洲新市場予定地の土壌汚染対策、市街地再開発事業、臨海副都心の開発、交通・地下鉄事業の安全・サービス向上対策やバリアフリー対策、安全でおいしい水への取組、下水道の集中豪雨時の浸水対策、老朽化した下水道施設の再構築などについて活発な議論が行われました。

 こうした質疑経過を踏まえて、公営企業各会計決算は、12月4日の委員会において採決が行われました。

 港湾事業会計など4会計は全会一致で、病院会計など7会計は賛成多数で、いずれも認定すべきものと決定しました。

 なお、賛成多数により認定された7会計には、少数意見の留保がありました。

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