平成19年度各会計決算特別委員長報告(要旨)

委員長 遠藤衛(自民党)

 平成19年度各会計決算については、導入2年目になる「新たな公会計制度」に基づく財務諸表の経年比較など、従来にも増して幅広くかつ精力的に審査が行われました。

 各会計の決算状況は、一般会計が歳入6兆8403億円、歳出6兆7195億円であり、3年連続の黒字となりました。

 また、17の特別会計の合計は、歳入4兆4764億円、歳出4兆3394億円となりました。

 決算審査では、行財政運営、医師不足対策や緊急医療体制の整備、中小企業支援、耐震化などの防災対策、まちづくりへの取組、ヒートアイランド対策などの環境問題、私学助成などの教育の充実、文化や観光の振興、オリンピック・パラリンピック招致活動など都政全般にわたり活発な議論が行われました。

 こうした質疑経過を踏まえ、12月3日に採決が行われました。

 一般会計及び特別会計のうち、特別区財政調整会計、心身障害者扶養年金会計、用地会計など6特別会計の各決算については賛成多数で、そのほかの11の特別会計については全会一致で、いずれも認定すべきものと決定いたしました。

 なお、賛成多数により認定された一般会計及び6特別会計には、少数意見の留保がありました。

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