予算特別委員長報告

三宅茂樹(自民党)

 平成20年度予算案は、東京の将来像として策定した「10年後の東京」の実現に向けた取組を加速させるとともに、その取組を支え得る持続可能な財政基盤を築き上げる予算と位置づけられ、都民の負託への的確な対応と基金の充実などによる強靭(きょうじん)な財政基盤の構築を柱として編成されました。

 予算規模は、一般会計で6兆8560億円、特別会計、公営企業会計を合わせた総額は13兆3855億円、併せて審査した平成20年度一般会計補正予算は400億円でした。

 本委員会では、4日間にわたり総括質疑を行った後、各常任委員会の部局別質疑の調査を経て、しめくくり総括質疑を行いました。

 質疑においては、平成20年度予算の考え方、新銀行東京に対する追加出資の是非を始め、産業振興、都市基盤の整備、環境対策、福祉保健医療対策、教育・文化施策、スポーツ施策、防災・危機管理対策、多摩地域の振興など、様々な角度から重要課題について活発な議論が行われました。

 こうした質疑経過を踏まえて、予算案は3月26日の委員会において各会派代表委員の討論の後、採決が行われました。

 一般会計予算ほか14議案は原案どおり起立多数で決定し、新銀行東京への追加出資に係る補正予算案には付帯決議が付されました。これらの議案には少数意見の留保がありました。他の15議案は原案どおり全会一致で決定され、予算の審査を終了しました。

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