しめくくり総括質疑(要旨)3月25日

泉谷つよし(民主党)

Q 企業再生は、経営者が過ちを認め、周りの意見を聞くことだが、知事は改める余地はあるのか。
A 今後も専門家の知恵を借り、庁内でも議論して成案を練る。
Q 新銀行東京の再生にはマスタープランとビジネスモデルの検証を。
A 再建計画は今までの反省に立ち、経営全般を見直した結果。
Q 知事はセカンドステージと言うが、追加出資が認められれば、再建計画とは、全く違う事業を展開するのでは。
A 一刻も早く軌道に乗せ、財務体質の強化が必要不可欠。
Q 再建計画での融資・保証のメニューごとの年間見込みは。
A 競争上の地位を脅かす恐れがあり、明らかにしていない。
Q 新銀行が行き詰まった場合、取引先、従業員などに重大な影響、と言うが、他の金融機関の場合、追加出資するのか。
A ノー。
〈関連質疑〉Q新銀行創設構想に至る前の組織的協議機関は。
A 副知事を含めた都幹部で内輪で話をし、正式の組織に乗せて検討に移った。
Q 中小企業対策所管の産業労働局に意見を求めたことは。
A 記録には残ってないが、話し合いの中で決まった。
Q 新銀行の大枠監視のため社外取締役を送り込んでいるが、デフォルトが予想を大幅に上回ったことを都が把握したのはいつか。
A 18年夏頃だが、守秘義務もあり一定の制約。
Q 開業当初の融資審査部門執行役は。
A 現在も融資審査部門執行役でいる。
Q 会計監査人の改善提案を知ったのはいつ。
A 当時は取締役会に報告されず、社外取締役は知ることが出来なかった。
Q 都が新銀行でやりたかったことは、民業で開拓されているのでは。
A 今なお新銀行の当初の理念が発揮される必要性がある。
Q 事業清算などの検討は。
A 協力銀行の交渉は行っている。
Q セカンドステージあるなら明らかに。
A 相手などもあることで、控えさせていただきたい。
Q 金融庁に検査要請を。
A 金融庁の判断で。

デフォルト 債務不履行。債務者が契約上の給付義務を果たさない状態。

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