東京都議会海外調査団の報告

エジプト・スペイン・フランス

 都議会は、平成19年10月22日から10日間、鈴木一光議員、林田武議員、矢島千秋議員、鈴木隆道議員、神林 茂議員の5名を、環境政策や観光振興・文化財保護、公共交通・都市政策などについての調査のため、エジプト、スペイン、フランスに派遣しました。

 エジプトでは、観光庁や考古庁の担当者を訪問し、歴史的に貴重な文化財の保護と観光資源としての活用について、スペインでは、マドリード市が力を入れている世界に都市の魅力を発信するための国際観光戦略などについて、フランスでは、ナントにおけるトラム(路面電車)を活用した街づくり及びパリにおけるトラムや交通手段としての自転車の活用などについて、それぞれ調査を行いました。

 また、今回の調査では、各国で日本大使館を訪問し、懇談する機会にも恵まれ、各国の概要などのほか、東京都が目指すオリンピック招致に関連した意見交換もすることができ、大変充実した調査となりました。

グリーンランド・アイスランドほか3カ国

 都議会は、平成19年10月7日から10日間、中村 明彦議員、酒井 大史議員、石毛しげる議員、原田大議員の4名を、温暖化などの環境問題に配慮した新エネルギー政策、ITを活用した高付加価値産業育成、水辺空間の豊かさを活かした都市空間形成などについての調査のため、北欧地域に派遣しました。

 グリーンランドでは、温暖化の影響が著しい内陸氷河を視察するなど温暖化の影響の実態などについて、アイスランドでは、地熱発電、水素・燃料電池の活用による新エネルギー政策やエネルギー自給策などについて、フィンランド及びスウェーデンでは、IT産業を中心に据えた都市計画、産業育成や先進的なIT技術の市民生活への応用などについて、またベルギーでは、運河などの水辺空間の豊かさを活用した都市空間形成の事例や交通政策、歴史的・文化的街並みの維持などの景観のあり方などについて、それぞれ調査を行い、非常に有意義な調査となりました。

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