財政再建の成果を都民生活の
更なる向上に還元する予算

臼井孝(自民党)

 平成19年度予算は、長年の悲願であった財政再建の成果を都民生活の向上に還元するとともに、「福祉・医療」、「環境」、「スポーツ・文化」の3分野で新たに基金を創設するなど「10年後の東京」に向け、着実な一歩を踏み出す予算となりました。目的別予算の中では、「福祉・保健」分野が金額・構成比とも、過去最高となっています。

 歳出面では、直下型地震や集中豪雨などの災害対策や治安対策、スクールバスの導入など子どもの安全を守る施策の強化を求めました。福祉施策では、子育て家庭や認知症高齢者対策、生活困難者などへの支援についてただしました。中小企業対策では、人材育成や観光産業の振興など、地域経済の活性化に向けて多角的な事業執行を求めています。

 また、CO2大幅削減や植樹帯・公園などの大幅拡充など環境対策、電線類地中化や交通渋滞解消に向けた都市基盤整備を求めました。

 教育・文化・スポーツ対策では、奉仕体験活動や日本の伝統・文化を理解する教育の推進についてただし、特に、東京マラソンの成功を今後のオリンピック招致へとつなげる取組を求めました。

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