震災・高齢者・子育て・雇用
重要課題に冷たい19年度予算

石毛しげる(民主党)

 平成19年度一般会計予算案は、私たちが繰り返し求めてきた震災対策の強化では、耐震改修工事のための補助金がわずかに500棟分、1億円余りしか計上されず、高齢者の急激な増加に対しても、小規模多機能介護拠点や地域のケア付き住宅の整備が不十分、認証保育所保護者負担軽減補助も盛り込まれていません。さらに、若年者、特に年長フリーター対策が不十分で、すべての教育機関、職業訓練機関も活用出来る奨学金制度の創設、あるいは、他の自治体でも実施しているような教育訓練給付金制度の創設、非正規労働者の雇用改善などについて提案し、八ツ場ダムについては、水需要予測の見直しを求めます。

 一方、都政運営においては、知事や側近の海外出張、知事交際費、また、知事のトップダウン事業への子息や知人の関与、不明朗な業者との宴席など、石原知事と知事側近が都政をゆがめ、私物化していると言われても仕方ない状況です。

 以上述べたように、予算案は喫緊の重要課題に対して不十分であり、石原知事と知事側近の都政私物化が横行する中では認めることは出来ません。

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