東京都議会海外調査団の報告

サンパウロ・イグアス・クリチバ

 都議会は、平成18年10月12日から10日間、大沢昇議員、大西さとる議員、いのつめまさみ議員、岡崎幸夫議員の4名を、環境やエネルギー、都市計画などについての調査のため、ブラジル連邦共和国に派遣しました。

 調査団は、サンパウロを中心にフォース・ド・イグアス及びクリチバに赴きました。

 このうち、サンパウロ及びフォース・ド・イグアスでは、ブラジルにおいて先進的に行われているサトウキビからエタノールを生産する工場の視察や州環境局訪問など主に環境政策やエネルギー政策などについての調査を、クリチバでは、公共交通などを生かした計画的な都市政策や環境政策などについての調査を、それぞれ行いました。また、現地の日系人の方々との交流を図る機会を持つこともでき、非常に有意義な調査となりました。

ドバイ・アテネ・ドーハ班
ロンドン・フランクフルト・ミュンヘン班

 都議会は、2016年東京オリンピック開催に向けた課題など調査や招致活動などのため、9名の議員を2班に分けて派遣しました。

 まず、アテネ班として平成18年11月10日から9日間、山崎孝明議員、近藤やよい議員、崎山知尚議員、中嶋 義雄議員の4名を、ドバイ、アテネ、ドーハに、次にロンドン班として、平成18年11月19日から8日間、野村有信議員、服部ゆくお議員、石森たかゆき議員、藤井 一議員、谷村 孝彦議員の5名を、ロンドン、フランクフルト、ミュンヘンに、それぞれ派遣しました。

 このうちアテネ班は、ドバイで臨海部地域の開発状況を視察したほか、アテネでは、オリンピック関係者との交流や、2004年に開催されたアテネオリンピック競技会場などの視察を通じた調査を、また、ドーハでは、競技会場などの視察や組織委員会関係者訪問などにより、正に開催直前のドーハアジア大会の準備状況などについての調査を、それぞれ行いました。

 また、ロンドン班は、2012年オリンピック開催が決定したロンドンで、現在整備中の競技予定会場などの調査を行ったほか、ロンドンオリンピック組織委員会関係者からオリンピック招致や開催計画、組織運営などについての大変貴重かつ有用なお話を伺うことができました。さらに、フランクフルトでは、ドイツのオリンピック関係者などとの交流を深め、ミュンヘンでは、オリンピックパークの視察などを行いました。

 今回の調査では、それぞれの班で各国関係者との交流を深め、また、オリンピックに関する取組などについて直接お話を伺う機会にも恵まれるなど、今後東京がオリンピック招致を目指す上で非常に参考となる、大変充実した調査となりました。

 なお、詳しくは、後日都議会ホームページに掲載予定の調査報告などをご覧いただければ幸いです。

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