議長から新年のごあいさつ

東京都議会議長 川島 忠一

 あけましておめでとうございます。

 都民の皆様におかれましては、清々しく希望に満ちた新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

 さて、昨年は、春に全島避難以来5年ぶりに三宅島の皆様の帰島がかなうという明るい出来事がありました。一方、パキスタン大地震など世界的に災害が相次ぎ、夏には都内で地震や集中豪雨の被害が出るなど、自然災害の脅威を改めて痛感させられました。

 そして、耐震強度偽装問題や子どもに対する犯罪など、安全安心のまちづくりが喫緊の課題であることを深く認識させられた年でありました。

 このような中、7月には都議会議員選挙が行われ、第17期の都議会が新たにスタートを切りました。

 新しい都議会は、治安や防災をはじめ、少子高齢化、福祉、景気・雇用、環境問題など、幅広く山積する重要課題の解決にまい進いたします。

 また、第3回定例会において、知事はオリンピックの招致を表明しましたが、これは、成熟した都市・東京の新たな活力を全世界にアピールする絶好の機会であると思います。都議会におきましても積極的に論議を尽くしてまいります。

 本年も東京都議会は、知事をはじめとする執行機関との緊張感あふれる関係の中で対などの立場で真摯な論議を交わし、都民の皆様が安全安心に、心豊かに暮らせる東京を築くために懸命に取り組んでまいります。

 都民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、新しい年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう心から祈念いたしまして、ごあいさつとさせていただきます。

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