第40代議長 川島 忠一(自民党)
8月9日に開会されました第1回東京都議会臨時会におきまして、栄えある第40代東京都議会議長に就任することになりました川島 忠一でございます。
身に余る光栄に感激するとともに責任の重さを痛感しているところであります。
今後は、議長として全力を傾けて円滑な議会運営に取り組んでまいります。
さて、私たちのまち、この東京は、多摩や島しょという豊かな自然と都市の魅力を併せ持つ世界でもたぐいまれなる大都市であるとともに、治安や防災、雇用、環境問題など首都ならではの重要問題が山積しております。
東京都は、これら諸課題を全国自治体に先駆けて解決に取り組み、さらなる行財政改革を断行し、地方分権の真の意味での確立に向けて、国へ発信していくことが求められております。
こうした中において、都民の代表である都議会の役割は、ますます重要になってきております。
すなわち執行機関と議会との二元代表制の下で、両者が相まってそれぞれの役割を全うしてこそ、東京の抱える諸課題を解決していくことができると考えております。
「和を以って貴しとす」という言葉があります。
私は、石原知事をはじめとする執行機関と都政の諸課題について、緊張感あふれる関係の中で、対などの立場で真摯な議論を交わすことにより、この重要局面を切り開いていきたいと考えております。
このことこそ、「和」の精神の発露であります。
さらに、都議会は日頃の議会活動を通じて行政とは異なる視点で、都民、事業者などの多様なニーズを把握する立場にあります。
議会は、執行機関側に今後の施策の方向性を発信し、こうしたニーズを政策に生かすことで、都政の一層の前進に力を尽くしてまいりたいと堅く決意しております。
都民の皆様におかれましては、より一層のご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
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