「働く・育てる市民力」
環境福祉優先の東京を

生活者ネット幹事長 藤田愛子

 「東京は今や亜熱帯地域となった」と言われる程、昨夏の暑さは地球温暖化だけでは説明できない異常なものでした。東京は少ない土地を精一杯利用しようと高さに住空間を取り、ビルのコンクリート塊は熱を蓄積し、ヒートアイランド現象を増幅させています。

 地球温暖化防止に向けた「京都議定書」が発効する本年2月に向け、人口も産業もビルも日本全体の1割以上を占める東京が6%の二酸化炭素削減を実現できるかが鍵になっています。環境を第一に置き、産業活動と調和させることを真剣に考えなければなりません。東京は今こそ環境重視に舵を切るときです。

 本年は都議会議員の改選時となります。地方分権を徹底させ、主権者である地域が、市民が元気になる政治を進めることが求められています。私たち生活者ネットワークは「働く・育てる市民力」というキャッチフレーズのもと、防災対策や環境エネルギー問題、働くという視点での若者支援、子育ち・子育て支援などを重点に、議案提出権を確保できるよう全力を挙げてまいります。

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