少子・高齢化の課題に取り組み
東京の新たな発展を目指します

自民党幹事長 比留間 敏夫

 少子・高齢化の進行は、わが国の大きな課題です。高齢者の増大が、医療・年金の増加をもたらす一方で、少子化は生産年齢人口の減少を惹起し、社会経済の活力の停滞を招きかねません。

 少子化の進行に的確に対応するため、すべての子育て家庭に対する支援に加え、総合的な次世代の育成に取り組みます。

 高齢者や障害者に対する施策についても、地域ケアを拡充し、これらの方々が地域で安心して暮らせるようにします。

 少子・高齢化というトレンドの中でも、持続可能な経済成長を取り戻さなければなりません。そのため、これまでの社会経済システムを「中央から地方へ」「官から民へ」と、構造改革を着実に進める必要があります。

 こうした中で、東京の役割は極めて重要です。米国に続く世界第2位の経済大国の首都として、現在も将来も東京はアジアの金融センターであるべきです。そのためには、大手町など7地域における都市再生事業や羽田空港の再拡張、3環状道路など都市基盤整備を推進し、都市間競争にしっかり対応していきます。また、ITやナノテクノロジーなど先端技術力を向上させ、東京の中小企業を躍進させます。

 そのためにも、資源に乏しいわが国にとって、人材こそ宝です。未来を担う子供達が厳しい社会変化の中で適応力を高められるよう、義務教育から高など教育に至るすべての段階で果敢な見直しを行い、再構築してまいります。

 ところで、安全・安心は都民だれもの願いです。先の新潟県中越地震などを踏まえ、地域防災計画を見直すとともに、地域の犯罪抑止力を高めるなど、防災・防犯にもしっかり取り組みます。

 さて、今年夏には都議選が予定されています。わが党は石原知事の与党として、また責任政党として、これまで果たしてきた数多くの実績を訴え、都民の信頼をいただけるよう頑張ってまいりたいと思います。

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