平成16年第3回定例会

 平成16年第三回定例会は、平成16年9月21日から10月7日まで17日間の会期で開催されました。

 初日、石原知事は所信表明を行い、東京が直面する重要課題の冒頭で青少年対策を取り上げ、若者の危機は日本社会の危機であり、ぜひ皆様の力を貸していただきたいと訴えました。また、雇用や福祉・保健、環境政策、三宅島の帰島などに向けての取組を述べた後、最後に地方分権に触れ、全国知事会の国庫補助負担金削減リストは数字合わせと批判し、都は真の地方分権改革につながる考え方を具体的に示していくと述べて所信表明を締めくくりました。この後、名誉都民選定に関する人事案三件が同意されました。

 9月28日、29日には、知事の所信表明を受けて、各会派等17人により代表質問、一般質問が行われ、都政全般に対する知事の姿勢をただしました。質問終了後、知事提出議案二二件が上程され、各常任委員会に付託されました。教育委員会委員など人事案一〇件は知事提案のとおり同意されました。また、「平成15年度各会計決算特別委員会」及び「平成15年度公営企業会計決算特別委員会」が設置されました。

 最終日の10月7日には、追加提案された監査委員の人事案を含め知事提出議案二四件が可決されました。なお、「東京都給水条例の一部を改正する条例」には企業努力や一部減免措置を求める付帯決議が付されています。その後、行財政改革基本問題特別委員会の調査結果が委員会報告のとおり議決されたほか、議員提出議案では「義務教育費国庫負担金の廃止に関する意見書」等九件の意見書が可決され、閉会しました。

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