平成16年第2回定例会

 平成16年第二回定例会は、平成16年6月1日から16日まで16日間の会期で開催されました。

 初日、開会に先立ち約四年ぶりに東京都交響楽団メンバーによる演奏が行われ、議場は華やかな雰囲気に包まれました。開会後、石原知事は所信表明の中で地方分権に触れ、国のいわゆる「三位一体改革」はその場しのぎの議論に終始しており、到底看過することができないとし、都としてこの秋に新たな制度構築に向けた具体的な提案を行うことを明らかにしました。また、航空需要への対応や治安対策、地域福祉の推進、教育改革、環境問題など直面する重要課題に取り組むことを表明しました。その後、議員提出議案の「地方分権改革の一層の推進に関する意見書」一件が可決されました。

 6月8日、9日には、知事の所信表明を受けて、各会派等18人により代表質問、一般質問が行われ、都政全般に対する知事の姿勢をただしました。9日の質問終了後、知事提出議案三二件が上程され、各常任委員会に付託されました。また同日、副知事をはじめとした人事案八件が上程され、いずれも同意されました。

 最終日の6月16日には、知事提出の議案すべてが原案のとおり可決されました。また、議員提出議案では、「地球温暖化対策の推進に関する意見書」など五件の意見書が可決され、閉会しました。

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