予算特別委員長報告

宮崎章(自民党)

 平成16年度予算案は、第二次財政再建推進プランの初年度の予算として財政再建の取組をより強化するとともに、現下の緊急かつ重要な課題に積極的に取り組むことなどを基本として編成されました。

 予算の規模は一般会計五兆七〇八〇億円。特別会計、公営企業会計を合わせた総額は、一二兆五七三六億円となっています。

 本委員会では、まず、3日間にわたり総括質疑を行った後、各常任委員会の部局別質疑の調査を経て、しめくくり総括質疑を行い、精力的な審査を重ねました。

 審査においては、財政再建への取組などの財政問題、第二次都庁改革アクションプランなどの行政改革をはじめ、新銀行の設立、食品安全条例の制定、青少年健全育成条例の改正について、さらに、都市基盤の整備、東京都交響楽団、治安対策、防災対策、産業振興、健康・福祉対策、環境問題、多摩や島しょの整備、学校教育など、幅広い分野の重要課題について質疑が行われました。

 こうした論議を踏まえて、予算案は3月26日の委員会において各会派代表委員の討論の後、採決が行われました。一般会計予算には付帯決議を付し、また、特別区財政調整会計予算ほか14議案は原案どおり、ともに起立多数で決定、そのほかの14議案は原案のとおり全会一致で決定されました。なお、起立多数で決定された議案には少数意見の留保がされ、審査を終了しました。

ページ先頭に戻る