新年あいさつ

東京都議会議長 三田 敏哉

 明けましておめでとうございます。

 都民の皆様には、それぞれの感慨や抱負を胸に、新たな年をお迎えになられたことと存じます。

 昨年は国をあげて景気対策に取り組んだ一年でしたが、依然として景気の低迷や厳しい雇用情勢が続いています。また、北朝鮮による日本人拉致問題においても、一刻も早い全面解決が図られなければなりません。

 このような状況のもとで、都政の取り組むべき課題も、景気・雇用対策はもとより、財政再建、東京の都市再生、ディーゼル車規制などの環境対策、教育や福祉・医療の改革、さらには長期の避難生活を余儀なくされている三宅島民の方々への支援対策など、多岐にわたっています。

 東京都議会といたしましては、このような課題を見据え、「都民の皆様がより一層快適に住み、働き、憩うことの出来る東京」の実現を目指し、全力で取り組んでまいります。

 昨年、都議会は昭和18年の開設から60年目の年を迎えました。今年は、江戸開府から四百年という記念すべき年に当たります。そして4月には、都知事選挙が行われます。

 この機会に、議会や行政に対する感心をさらに深めていただければ幸いです。

 私は、地方分権という時代の潮流を踏まえ、活発な議論を通じて議会審議の一層の活性化に取り組み、議決機関としての都議会の責務を着実に果たしてまいります。

 年頭に当たり、今年が明るく希望の持てる年となりますとともに、皆様方のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

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