東京都議会友好代表団の報告

北京市・ソウル特別市を訪問

 三田 敏哉議長を団長とする友好代表団は、北京市人民代表大会常務委員会及びソウル特別市議会の招請を受け、平成13年10月21日から27日までの7日間、北京市及びソウル特別市を訪問しました。この代表団は、両都市との友好交流の推進と、都市問題などの調査や意見交換などを行うことを目的としました。

 友好交流の推進では、北京市において于均波北京市人民代表大会常務委員会主任(議長)や劉淇北京市長さらに全国人民代表大会常務委員会(国会)の何魯麗副委員長、また、ソウル特別市では、市議会の金種求代表議員運営委員長や高建市長らを表敬訪問し、これまでの長年にわたる、文化、経済、教育などの交流の成果を確認したほか、環境問題、交通問題などの大都市の共通課題について意見交換を行いました。

 また、都市施設などの視察として、北京市では小中高一貫教育を実施している景山学校で北京における教育改革について、調査や意見交換を行ったほか、北京市都市開発センター、市内の運河、公園などを視察し、利用の実態や施設管理などについて調査しました。更に、市民の方々と町の歴史の話や、書を通じて交流を図りました。ソウル特別市では、板門店を視察したほか、仁川国際空港などの施設を調査いたしました。

 この度の訪問により、両都市との友好関係が、更に緊密なものとなりました。

N・S・W州を訪問

 橋本 辰二郎副議長を団長とする友好代表団は、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州議会の招請を受け、平成13年11月5日から11日までの7日間、州都シドニーを訪問しました。友好代表団は、メレディス・バーグマン上院議長ならびにジョン・マレー下院議長を表敬訪問し、1984(昭和59)年に友好都市提携を結んでから今日まで幅広い分野における交流が行われ、両都市の相互理解と友好が一層進展したことを確認し合いました。また会談後は、下院議会における白熱した議論を傍聴しました。

 次に、観光産業の振興や環境保全対策など両都州に共通する課題について、州政府の担当者から説明を受けた後、市内の関連施設や環境に配慮して建設されたオリンピック競技場などを精力的に視察しました。

 また、シドニー郊外の小学校の視察に際しては、授業風景の参観とともに、児童との交流も行われました。

 友好代表団は、今回の訪問により、これまで17年間にわたり両都州が営々と築き上げてきたゆるぎない友好関係の絆が更に深められたものと確信するとともに、両都州が持続的に発展していくためには、お互いの都市問題とその解決策について大いに議論を深め、自らの政策形成に結び付けていくことが重要であると認識しました。

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