ナイトタイムの価値の向上を
スシテック東京でNFT活用を

イノベーション戦略

質問1
 「未来の東京」戦略について伺います。

 東京が魅力あふれ、世界から選ばれる都市であり続けるためには、食、芸術文化、エンターテインメントといった、東京が持つ強みをさらに向上させ、継続的ににぎわいを創出していくことが重要です。都内に、食、芸術、エンタメ特区を創設して、都有地や都道の柔軟な活用や様々な規制緩和をしてほしいとのご要望が多く届きます。

 にぎわいの創出は、単に地域の活性化にとどまらず、経済の好循環を生み出し、都民生活への還元、ひいては都民のウエルビーイングの向上にもつながると考えます。新型コロナとの長い闘いを乗り越えた今こそが、東京全体の魅力を向上させ、都市としてのプレゼンスを高める絶好の機会であり、戦略的な取組が求められます。

 東京が持つ魅力のさらなる向上に向けてどのように政策の強化を図っていくのか、見解を伺います。

答弁1
政策企画局長
 東京が持つ魅力の向上についてでございますが、東京は多彩な食、江戸から続く芸術文化、アニメをはじめとした東京ならではのコンテンツなど、他都市にはない多様な魅力を有しており、これらに磨きをかけ、世界を魅了し続けていく必要がございます。

 このため、「未来の東京」戦略では、世界一の美食都市実現プロジェクトや、アートとエンターテインメントのあふれる日常プロジェクトなどを推進しております。

 社会が本格的に動き始めたこの機を逃さず、食のブランディングの一層の推進、芸術文化やエンターテインメントに触れる機会の拡大、人々を引きつける都市の象徴となるアイコンの創出など、東京の持つ様々な強みを生かし、政策の強化を図ってまいります。

質問2
 東京の夜、ナイトタイムの価値の向上が多くの皆様から求められています。ナイトタイムの経済的価値、文化的価値、社会的価値が向上すれば、夜のコンテンツを中心に様々な方が年代や所属もタイトルも関係なく集まる機会が増えます。多様な方が東京の夜を楽しみ交流することで、相互の助け合いや新たなアイデアやクリエーションが生まれてきます。もちろん、そこにはおいしいフードやドリンクや心地よい音楽やダンスがあります。

 こうしたナイトタイムエコノミーの現場を戦略的につくり、面的な広がりを持たせ、観光振興にもつなげることが重要です。

 また、東京のナイトタイムの情報を世界に向けて、さらに分かりやすく魅力的に発信すべきです。

 東京のナイトタイムエコノミーのさらなる活性化に向けた観光振興について、知事に伺います。

答弁2
知事
 ナイトタイムの観光振興についてのお尋ねでございました。

 インバウンドの回復が進む中、外国人旅行者が東京ならではの夜の時間帯を満喫するスポットや催しをつくり上げ、観光消費の増加に結びつける戦略的な取組は重要です。

 色鮮やかなプロジェクションマッピングを使い、都庁舎を照らし、夜間の名所をつくり上げ、大みそかのカウントダウンにも活用し、海外に幅広く紹介をしてまいります。ユニークベニューによりまして、夜の美術館などで東京の優れた文化や芸術に触れる機会も増やします。夜景を一望できる高層階や伝統の味わいを夕食で堪能できるエリアなどの紹介も進めております。

 今後は、各地域の夜間の屋外イベントや伝統行事などを観光資源として磨き上げるほか、遅い時間のエンターテインメントを増やし、外国人旅行者のナイトタイムの充実を進めてまいります。

 これらによりまして、東京の観光の魅力のレベルを確実に高めてまいります。

質問3
 私は、ベイエリア、臨海副都心のさらなる魅力やにぎわいの創出を訴えてまいりました。来年二〇二四年四月二十七日から五月二十六日の約一か月間開催されるSusHi Tech Tokyo 二〇二四については、大変期待しております。

 サステーナブルな未来の都市や暮らしをイメージしながら、都民や国民や訪日外国人観光客の皆さんが、Web3をはじめとした最先端のテクノロジーを体感する場を実現していただきたいです。

 そのために、来場の記念品として、また、各会場への回遊性を高めるツールとしてスシテックNFTを制作し、都の大規模イベントとしては初めてNFTを活用し、盛り上げるべきと考えます。このイベントにかける知事の思いを伺います。

答弁3
知事
 SusHi Tech Tokyo 二〇二四についてであります。

 気候変動やエネルギー不安、食糧問題など、世界の都市に共通する課題を最先端技術やアイデアを駆使して克服し、持続可能な新しい価値を創出する、それがSusHi Tech Tokyoが目指すものであります。

 世界中から都市のリーダーやスタートアップ、投資家などが集い、活発な議論を交わし、新たなイノベーションにつなげていく。そして、ベイエリアを舞台とするイベントの中でその意義を多くの人に伝え共有することで、持続可能な未来を切り開く確かな一歩にしてまいります。

 デジタルコンテンツに価値を与えるNFTをはじめ、AIや次世代モビリティー、フードテックなど、未来を彩る技術を駆使し、新たな都市モデルを示すことで来場者の気づきや行動変容につなげてまいります。

 SusHi Tech Tokyo 二〇二四を機に、大きなムーブメントを生み出し、そのうねりを世界へと広げてまいります。

質問4
 また、東京ベイeSGプロジェクトの先行プロジェクトにおいて、都がスタートアップや企業と共に実装を進めている次世代モビリティーやドローン、最先端再生可能エネルギーの実演をショーケースプログラムで発表し、来場者に新たな体験をしていただくべきと考えますが、都の見解を伺います。

 そして、SusHi Tech Tokyoでは、フードテックが大きなテーマの一つとなりますので、同時期に開催される都の食文化振興イベント、Tokyo TokyoDelicious Museumとの連携を強化することを要望します。

答弁4
政策企画局長
 東京ベイeSGプロジェクトについてでございますが、都では、持続可能な都市の実現に向け、中央防波堤エリアにおいて、社会課題の解決をリードする最先端技術の社会実装を目指す先行プロジェクトを展開しております。

 来年春のSusHi Tech Tokyo 二〇二四ショーケースプログラムにおいては、空飛ぶ車をはじめとする次世代モビリティーや風力発電等を活用したサステーナブルな暮らしなど、多くの来場者に先行プロジェクトの取組を体感していただきます。

 こうした機会を通じて、最先端技術で実現する持続可能な未来の都市モデルへの理解を深め、プロジェクトの加速につなげてまいります。

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東京のアートシーンの発信

質問1
 現代アートについて、その活用の可能性は無限大といわれています。例えば、企業経営でアートを取り入れると、コミュニケーションの円滑化、イノベーションの創出、多様性の重要性の認識など、様々な経営課題が解決されるといわれています。また、芸術文化による共生社会の実現を目指して開催された、だれもが文化でつながるサマーセッションでは、個人の孤独や孤立、ひきこもりなどに対してアートが処方箋になるという文化的処方についても話を伺いました。

 都は、天王洲におけるアートフェスティバルやアートウイーク東京など、アートを都民にとって身近なものとし、若手アーティストを支援し、音楽やエンタメともクロッシングする取組を進めています。

 来年は、SusHi Tech Tokyo 二〇二四など、未来の都市の在り方を考える大きなイベントが臨海副都心で実施され、世界の注目が集まります。

 例えば、こうしたエリアにおいて、さらに世界に対して東京のアートシーンを大きく発信するイベントを実現するべきと考えますが、知事の見解を伺います。

答弁1
知事
 東京のアートシーンの発信についてであります。

 創造性と多様性に満ちた現代アートは、東京の魅力の源泉でありまして、その振興と発信は都市のプレゼンスを高めることにつながります。

 都は、現代アートを気軽に楽しめるアートフェスティバル等を開催し、誰もが身近な地域で芸術文化に触れる機会を提供してまいりました。

 今後、東京が世界を引きつける磁力を高めていくためには、さらなるアートシーンの発信が必要でございます。

 東京には、臨海副都心をはじめ、多様な魅力やポテンシャルを持つエリアが集積しています。

 芸術文化で躍動する都市東京の実現に向けまして、こうしたエリアを舞台とした新たなアートイベントについて、民間企業や関係機関とも連携しまして、議論を深めてまいります。

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ウェブ空間でのビジネス振興

質問1
 都民ファーストの会の要望を受けて実現した東京eスポーツフェスタが、来年一月の開催で五回目を迎えます。この間、市場や競技者人口は拡大を続け、フェスタの開催は東京のeスポーツ関連産業の振興に大きく貢献しています。

 こうした新たな産業分野はeスポーツだけではありません。私はWeb3の基盤となるブロックチェーンや現実世界と仮想世界を組み合せたクロスリアリティー、いわゆるXRやメタバース、画像生成AIなどについても、これまでにない表現を可能とするだけではなく、新たな経済活動を生み出すものとしてその重要性を訴えてまいりました。

 本年二月の第一回定例会一般質問において、知事からは、新規の展示会を開催し、新たなビジネスをつくる取組を支援する旨の答弁をいただきました。

 こうして、本年十月、都は、東京eスポーツフェスタと同時開催する形で、XRやメタバース、コンテンツ事業者などを対象とした新たな展示会の開催を発表しました。この展示会の概要と、フリーランスのクリエーターやアーティストなどの参加事業者のビジネス拡大に向けた取組について伺います。

答弁1
産業労働局長
 デジタルの仮想空間を活用した産業振興についてのご質問にお答えいたします。

 将来の成長の見込まれるデジタル空間でのビジネス展開を目指す事業者を後押しすることは重要でございます。

 都は来年一月、デジタル空間をXRやメタバースの技術で生み出す事業者と空間の魅力をつくるコンテンツの企業やクリエーターが一堂に会する展示会を開催いたします。

 これに先立ちまして、専門家のチームがXR等の事業者同士の交流や、円滑な商談に向けた後押しを実施しているところでございます。

 また、若手のクリエーターの出展を増やすため、参加費用を抑え、ピッチイベントに出場し、取引のきっかけをつくる工夫も行います。

 さらに、デジタル作品をつくるアーティストに対し、XRを使い、事業を始めるノウハウ等も提供いたします。

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金融リテラシー

質問1
 都は、国に対しての資産運用立国の実現に向けた提言を取りまとめましたが、来月からは、新たなNISA制度がスタートします。税制優遇が大幅に拡充されることもあり、個人の投資に対する機運は高まっています。

 また、ブロックチェーン技術を活用したトークン決済などの広がりにより、投資手法も多様化しており、さきの決算特別委員会で、知事からは、Web3の潮流を踏まえ、セキュリティトークンの発行支援など、フィンテック企業を支援していくという答弁をいただきました。

 このように、税制の見直しやテクノロジーの進歩により、幅広い層が将来のライフプランを見据えて、少しずつでも継続的に、かつ長期的に投資をしていく、そのための環境が整いつつあるのではないかと考えています。

 この機を捉え、家計の金融資産の約半分が現預金にとどまっている状況を動かしていくには、都民の金融リテラシーを高めていくことが重要であり、都の積極的な取組が必要と考えます。見解を伺います。

答弁1
スタートアップ・国際金融都市戦略室長
 金融リテラシーの向上についてのご質問にお答えいたします。

 家計の金融資産が投資に回り、成長の果実が家計に還元される経済の好循環を生み出していく上で、都民の金融リテラシーの向上が重要でございます。

 このため、都は、これまでの若年層を対象とした投資の基本を学べるセミナーに加え、今年度、新たに学校でお金の仕組みを学ぶ講座や従業員向けの資産形成講座など、様々なニーズに応じて金融の専門家を派遣する事業を開始し、五十件を超える申込みをいただいております。

 足元の物価上昇や、来月のNISAの非課税投資枠の拡大など、資産形成への都民の関心が高まっているこの機を捉え、さらに幅広い世代に対するアプローチを進めてまいります。

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生成AIの活用

質問1
 都は、今年八月に文章生成AIの全局での利用を開始したところですが、テクノロジーの進化は目覚ましく、様々な新たなサービスが生み出され、ビジネスの変革がもたらされています。そうした動向も踏まえながら、今後さらに生成AIの利用を推進していくべきです。

 一方、十一月にロンドンで開催されたAI安全サミットでは、社会実装に伴う様々なリスクが指摘されたほか、先日はフェイク動画の拡散が話題になるなど、進化を続ける生成AIには負の側面もあり、使う側がよく理解して使用しなければなりません。

 安全に配慮しながら、テクノロジー進歩の潮流も踏まえ、生成AIの活用を進め、都民サービスのさらなる向上を図るべきと考えますが、都の見解を伺います。

答弁1
デジタルサービス局長
 生成AIのさらなる活用に関するご質問にお答えいたします。

 テクノロジーの進歩を踏まえながら、職員が生成AIを安全かつ効果的に活用し、業務改善や都民サービスの質の向上につなげることが重要でございます。

 八月の全局利用開始以降、各局でアイデアソンを開催し、業務に根差した活用策の掘り起こしを進めてまいりました。

 今後、職員のアイデアを基に専門家の知見も反映し、会議運営やプレス資料作成など、具体的な場面に応じた新たな活用事例集を一月に取りまとめ、公表いたします。

 また、特定の業務分野のデータを基に、より正確な回答を生成する新たな技術等の開発が進んでいることも踏まえ、引き続き、安全に配慮しつつ、業務の高度化に生成AIを活用してまいります。

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こども施策

質問1
 都議会にプレゼンにいらした小学生起業家の伊藤六花さんは、子供の悩みをなくしたいと考え、子供が楽しく相談できるユニコーンのまちというウェブサイトや、子供に自分のことを好きになってもらい、自己肯定感を高めてもらうためのほめっちという褒め合うアプリを考案されています。

 国においては、孤独・孤立対策推進法が成立しましたが、特に子供たちは成長の過程で初めて経験することも多いため、学校や家庭や日々の生活で抱え込んでしまう悩みがあります。また、どこに相談してよいか分からない悩みもあると思います。

 こうした悩みが深刻化する前に、都においても、子供目線に立って子供たちや子育て家庭が日常に抱えている不安や悩みについて、匿名で気軽に相談できる環境を創出していくべきと考えますが、見解を伺います。

答弁1
子供政策連携室長
 子供や子育て家庭の相談環境の創出についてのご質問でございます。

 核家族化やコミュニティの希薄化などによりまして、子供や子育て家庭の感じる孤独や不安が増している中、日常的な不安や悩みを気軽に相談できる環境を整備していくことは重要でございます。

 このため、都は、SNS等を利用したチャットにより、多様な相談相手でありますメンターと気軽につながり、継続して対話できるプラットフォームの構築に取り組んでおります。

 具体的には、本名を使用せずにチャット形式で相談できる機能や、心理士、保健師等の多様なメンターから相談者自らが選択できる機能、同じメンターに継続相談できる機能などをシステム開発に反映させていくこととしております。

 今後、ユーザーテストを実施しながら、子供や子育て家庭に寄り添った相談環境の創出を目指してまいります。

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卵子凍結への支援

質問1
 卵子凍結については、都が全国で初めて、女性がライフプランの選択のために行う場合の助成を開始したことで、メディアや世間の関心が高まりました。都の説明会には、当初予算で対応可能な人数の約二十倍の方から応募があり、私の同僚だった女性プロデューサーも、卵子凍結をテーマに女性タレントが語り合うテレビ番組を制作してくれました。

 産婦人科医の先生方からは、二十代から妊孕性や妊娠について考えてもらうための十分なきっかけをつくれた、今まで経済的理由から卵子凍結を希望してもできなかった方々の助けになったと評価されています。

 卵子凍結への支援が希望する方に確実に届くようにすることが必要です。また、希望する女性が安心して卵子凍結を行えるよう、都民の理解を一層促すような取組も重要です。併せて見解を伺います。

答弁1
福祉局長
 卵子凍結への支援に関するご質問にお答え申し上げます。

 都は今年度から、加齢等による妊娠機能の低下を理由に卵子凍結を希望する方への助成を開始し、卵子凍結を正しく理解するための説明会には六千五百人を上回る申込みがあり、開催回数を大幅に増やして対応しております。

 また、広く都民に卵子凍結について正しい知識を持っていただけるよう、卵子凍結のメリット、デメリットや、採卵から凍結までの医療行為の流れなどを盛り込んだ手引を作成する予定でございます。

 今後、助成を申請した方の希望に確実に応えるとともに、希望する方が安全かつ安心して卵子凍結を行えるよう支援してまいります。

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都有地の利用

質問1
 私の地元である港区の六本木通りに面した都有地、旧麻布警察署跡地は、今後、麻布消防署の仮設庁舎が建設される予定です。本年二月に警察署の建物の解体工事が完了し、現在は空き地となっています。

 本年五月に開催された六本木アートナイト二〇二三では、生活文化スポーツ局がこの空き地の使用承認を受け、アート作品を展示し、多くの来場者に大変喜ばれました。

 このように、次の行政利用まで空き地となっている都有地を、地域のにぎわい創出や観光振興などの施策のために利用すべきと考えますが、都の見解を伺います。

答弁1
財務局長
 都有地の利用に関するご質問にお答えいたします。

 次の行政利用まで一定の期間がある都有地を、都や区市町村が主催するイベント等の開催場所として利用することは、地域のにぎわい創出など行政施策の実現を図りつつ、都有財産の価値を最大限発揮させる取組として有意義なものでございます。

 お話の事例は、将来の行政利用に支障が生じない範囲内におきまして、地元及び関係者との調整や、安全性の確認を適切に行うことにより、イベントでの利用に結びついたものでございます。

 今後とも、都は、区市町村と連携しながら、様々な施策展開の実現や、地域課題の解決を図るべく、都有財産のさらなる有効活用を進めてまいります。

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東京都庭園美術館

質問1
 そして、港区には緑あふれる東京都庭園美術館があります。五月には、日中の営業時間内にプラダモードというラグジュアリーブランドのイベントに試行的に貸出しをしました。そこでは木を生かし、庭園に溶け込むデザインの仮設パビリオンが設置され、日差しや雨を避けつつ楽しめる工夫がされており、イベントに参加した多くの都民やアーティストに喜ばれておりました。

 今後は、ユニークベニューとしてもさらに利用され、また、多くの都民が一層訪れたくなる美術館となるよう、価値をより高める取組を進めるべきと考えますが、都の見解を伺います。

 皆様のご要望に応え、都民ファーストであることを常に心がけながら、東京大改革を推し進めてまいります。

 ありがとうございました。

答弁1
生活文化スポーツ局長
 東京都庭園美術館についてでございますが、国の重要文化財に指定されている旧朝香宮邸を活用した美術館と緑豊かな庭園を、より一層都民が楽しめるよう魅力を高めていくことは重要でございます。

 本年五月には、民間企業と連携し、特別感あるロケーションの活用法について検証を行いました。

 今後は、検証結果を生かした利用プランの見直しに加え、文化財のさらなる活用や、美術館と庭園の回遊性の改善など、魅力向上の方向性を示すグランドデザインを今年度中に作成いたします。

 こうした取組によりまして、館の持つポテンシャルを最大限発揮し、海外からの観光客も含め、より多くの方が親しみ、何度も訪れたくなる美術館を目指してまいります。

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