調査結果
領収書などについて
視察議会 |
兵庫県議会 |
大阪府議会 |
現在の添付額に決めた経緯 |
- 検討時における領収書などの添付を実施している他道府県の先行例は、いずれも5万円以上(人件費、事務費及び事務所費を除く。)であった。
- 検討時における政治資金規正法での証拠書類添付の基準も5万円以上(同上)であった。
- 別に提出する「主たる支出の内訳書」に支出の詳細が記載されているため、一定の範囲の領収書でも透明性が確保できる。
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- 政務調査費あり方協議会における制度改正の議論の中では、外部有識者委員から領収書添付は1万円以上でも十分透明性が確保されるとの意見も出されたが、外部監査の結果に対する議会の信頼回復や報道の影響などを踏まえすべての領収書を添付することとなった。
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領収書及びその他の証拠書類の量 |
- 合計943枚
- 収支報告書 365枚
- 領収書など(会派)279枚
- 領収書など(議員)299枚
(平成19年6月から20年3月末までの10か月分)
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- 合計約18,000枚
- 収支報告書 240枚
- 会計帳簿 1,400枚
- 領収書 14,600枚
- 支払明細書 500枚
- 活動記録簿 1,100枚
- 事務所概要 120枚
- 職員雇用状況報告書120枚
(平成19年10月から20年3月末までの半年分)
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チェックの方法、体制など |
回数:4段階
- 形式・内容のチェック
- 疑義・問題点の集中的なチェック
- 再提出後の再チェック
- 横断的な最終チェック
体制:「政務調査費収支報告書チェックチーム」を設置、実質全支出をチェック
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回数:2段階
- 細部まで確認
- 別の職員が外部の視点で再点検
方法:会派ごとに分担し、政務調査費の手引に合致しているかを確認。必要に応じて議員に確認し補正を依頼する。
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領収書などのマスキングについて
視察議会 |
兵庫県議会 |
大阪府議会 |
どのように行っているか |
- 議会事務局が実施
- ばらつきを生じさせないために、2名程度で集中的にマスキング
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- 会派・議員が実施
- 事務局で個人情報などマスキング漏れの部分をマスキング
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マスキングにおける留意点 |
- 主たる支出の内訳書に活動情報が記載されているため、マスキング箇所について会派との調整が必要なケースは少ない。
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- 会派・議員がマスキングを行うのは、会派・議員の事務負担が大きいとの意見がある。
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収支報告書などの公表について
視察議会 |
兵庫県議会 |
大阪府議会 |
閲覧開始時期、方法など |
- 閲覧開始:6月30日から
- 方法:閲覧カードを記載した後、閲覧する収支報告書を受け取り閲覧。終了時はカードに退室時間を記載。閲覧時は、担当職員が立ち会う。
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- 閲覧開始:6月30日から
- 方法:閲覧カードに閲覧者氏名、時間を記入のうえ閲覧
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実際の閲覧状況 |
- 件数:平成20年度 0件(平成20年6月末時点)
- 閲覧に供した書類量(10か月分):
- 会派分: 6センチメートルファイル1冊
- 議員分:10センチメートルファイル1冊
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- 件数:平成20年度 約10名(平成20年7月11日時点)マスコミには事前閲覧を実施
- 閲覧に供した書類量(半年分):
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第三者機関について
〔兵庫県議会〕
視察時現在、設置の議論及び今後の設置予定ともなし。
〔大阪府議会〕
設置時期 |
平成19年10月1日 |
構成員 |
- 学識経験者3名以内(現在は、弁護士、公認会計士の2名)
- 交渉会派4会派から推薦された議員4名
- 任期2年
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運営内容 |
〔検査〕
- 原則年2回。5、6月(10から3月分)と11月(4から9月分)に実施
- 抽出により検査(平成20年は、6月11日に実施)
- 必要に応じて学識経験者委員が対面調査
〔指導・助言〕
- 使途基準に合致しているかにつき、会派及び議員からの相談に応じ、指導・助言を行う。
- 今後は、手引や運用の見直しなどについても協議する予定
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