北京市人民代表大会友好代表団が東京都を訪問

 東京都議会は、東京都と北京市との姉妹友好都市提携の一環として、北京市人民代表大会との間において、相互に友好代表団を派遣するなど、様々な交流を行っています。

 北京市人民代表大会友好代表団(団長:孫世超(ソン・セチョウ)北京市人民代表大会常務委員会副秘書長)6名が東京都議会議長の招聘により、12月19日から21日までの3日間の日程で東京都を訪問しました。

 両都市の姉妹友好都市提携は、昭和54年(1979年)の締結から39年目を迎え、北京市人民代表大会友好代表団の東京訪問は今回で15回目となります。

東京都議会における歓迎式典

 12月20日(木曜日)、都議会議事堂内の特別応接室において、尾崎 大介議長、長橋 桂一副議長をはじめ、都議会各会派の代表者が出席して、歓迎式典を開催しました。

 式典では、尾崎 大介議長が都議会を代表して歓迎の挨拶を行い、孫世超(ソン・セチョウ)団長からの答礼の挨拶がありました。その後、活発な意見交換や記念品の交換、記念撮影を行いました。

東京都の文化財保護行政に関する説明

 友好代表団からのご希望を受け、東京都の文化財保護行政について東京都教育庁にご協力いただき、説明と質疑応答を行いました。内容は、指定文化財の所有者などに対する管理、修理、公開に関する指示、勧告及び現状変更などの制限、補助についてなどが中心でしたが、説明後の質疑応答では、自国の制度と比較しながら、積極的に質問をされていました。

 その後、平成30年10月にリニューアルオープンし、国の重要文化財に指定されている旧前田家本邸洋館の館内を、職員の案内により、視察しました。東京の歴史、文化を継承するため、都として貴重な文化財の修理や復元への取組について、深い興味を示されていました。

都内視察

 友好代表団一行は、東京都江戸東京博物館を訪問し、同館職員の案内により、江戸・東京の歴史や文化などの説明を受けながら、館内を視察しました。江戸文化について強い関心を持ち、職員の説明のたび、様々な質問をされていました。

 また、江戸東京博物館近くの両国国技館内の相撲博物館を訪問し、展示物について職員から説明を受けました。視察当日は「行司装束」の展示でしたが、日本の国技である相撲を美しく演出する行司装束について、職員の説明に熱心に耳を傾けられていました。

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