ソウル特別市議会友好代表団が東京都を訪問

 東京都議会は、東京都とソウル特別市との友好都市提携の一環として、ソウル特別市議会との間において、相互に友好代表団を派遣するなど、様々な交流を行っています。

 12月26日から27日までの2日間、東京都議会議長の招聘により、ソウル特別市議会友好代表団が東京都を訪問しました。友好代表団は、ソウル特別市議会副議長の曺圭寧(チョ・キュヨン)氏を団長とする議員8名と随行の事務局職員3名の合計11名で構成されていました。ソウル特別市議会友好代表団による東京訪問は、今回で14回目となります。

東京都議会における歓迎式典

 12月26日(火曜日)、都議会議事堂内の特別応接室において、尾崎 大介議長、長橋 桂一副議長をはじめ、都議会各会派の代表者が出席して、歓迎式典を開催しました。

 式典では、尾崎 大介議長が都議会を代表して歓迎の挨拶を行い、曺圭寧(チョ・キュヨン)団長からの答礼の挨拶がありました。その後、記念品の交換や活発な意見交換を行いました。

議事堂内の視察

 都議会議事堂内の本会議場や第15委員会室における視察では、都議会のしくみや活動状況などについて紹介し、本会議や委員会運営について質疑応答を行いました。特に、予算特別委員会について、都議会とソウル特別市議会との共通点や異なる点について深く関心を持たれていました。

東京都における地方分権に関する説明

 友好代表団の曺(チョ)団長から特段のご希望を受け、地方分権改革について東京都総務局にご協力いただき、説明と質疑応答を行いました。内容は、日本の地方自治に関する概要や近年の地方分権改革の手法が中心でしたが、説明後の質疑応答では、個別具体的な自治体の動向まで多岐にわたって、積極的にご質問をされていました。

都内視察

 友好代表団一行は、明治神宮と特別養護老人ホーム新とみを訪問し、都内主要観光地の状況や介護ロボットを利用した福祉現場の状況について、精力的に視察を行いました。

 明治神宮では、ちょうどお正月の初詣に向けた準備が行われているところでした。神宮の職員の方にご解説いただきながら、神宮の特徴や日本の文化を紹介しつつ、境内の主な見どころを回りました。

 特別養護老人ホーム新とみを運営する社会福祉法人シルヴァーウィングでは、施設利用者の安全性の確保や介護職員の介護負荷の軽減等を図るため、積極的に介護ロボットを導入しています。現在韓国では急速に少子高齢化が進行していることから、友好代表団のみなさんは、介護ロボットを実際に装着して体験するなど、熱心に現場の実情をご覧になっていました。

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