小笠原諸島の世界遺産登録についての議長メッセージ

　東京都の小笠原諸島が、国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）の第35回世界遺産委員会において、世界的に貴重な自然遺産として世界遺産に登録が決定したことを、1300万人の都民とともに大変感動しております。

　これまで小笠原村の関係団体や島民の皆様、東京都、私ども都議会など、多くの方々が自然の保全と管理に努力を惜しまず、息長く熱心に取り組んでこられたことが大きな成果となったのであり、慶賀にたえません。

　東京都が世界都市、現代都市として発展する一方で、小笠原諸島の自然を世界の貴重な財産とし保全することは、世界にあって稀有な立場であります。

　このたび世界自然遺産登録が決定されたことを喜びとして、しっかりと後世に引き継いでいくために、東京都議会は関係者の皆様と力を合わせ、今後もさらに一層その保全に全力を尽くしてまいります。

　平成23年6月24日

東京都議会議長 和田宗春