本日の会議に付した事件
平成十三年度公文書開示等の実施状況について
平成十三年度東京都議会刊行物等目録について
〇矢部委員長 ただいまから東京都議会情報公開推進委員会を開会いたします。
初めに、公文書開示等の実施状況について、広報課長から報告を聴取いたします。
〇別宮議会局広報課長 平成十三年度の公文書開示の実施状況についてご報告させていただきます。
まず、お手元に配布いたしました資料1、平成十三年度の公文書開示の実施状況をごらんください。
平成十三年度の公文書の開示請求は、合計二十七件の請求がございました。
なお、件数の数え方でございますが、決定通知書ごとに数えておりますので、ご了承願います。
内容でございますが、公用車、応招旅費に関するもの、友好代表団、委員会視察に関するものがそれぞれ六件、控室の委託に関するものが四件、待遇者会に関するものが二件、そして、議長賞、供託、改修工事、本会議等の出席、職員の超過勤務、議会局長のスケジュール、議員用新聞代、資産公開、請願関係がそれぞれ一件となっております。
開示請求の結果につきましては、資料の右側に記載されておるとおりでございます。
この中で、25の不存否情報であることを理由にした非開示決定につきましては、請求者から不服申し立ての提出がありました。今後、この情報公開推進委員会において審議していただくことになりますが、現在、問題点等を事務局の方で整理しているところでございます。
なお、公文書開示の実施状況につきましては、東京都議会情報公開条例第三十一条によりまして、その公表が規定されております。この後、都議会のホームページに掲載し、公表することになっておりますので、ご了承願います。
開示請求に基づく公文書開示につきましては、以上でございます。
都議会では、このほか都議会情報公開条例第四条で、都議会が保有する情報につきまして、積極的に公表、提供していくことが規定されております。
資料の2、公表・提供情報一覧表をごらんください。
東京都議会の保有する情報の公表・提供に関する要綱を制定し、十八項目にわたる文書等につきましては、都議会図書館で無料で閲覧することができ、さらに希望者には、一枚二十円でコピーのサービスを実施させていただいております。
資料3の平成十三年度公表・提供情報複写サービス一覧をごらんください。昨年度のコピーサービスの実績を示したものでございます。
合計でございますが、件数は二百三件、枚数は一千四十七枚となっております。このうち、会議録、速記録の需要が最も多く、件数では八割、枚数では六割を占めてございます。
あわせまして、本年四月から本日までにありました開示状況を説明させていただきます。
資料4、平成十四年度の公文書開示の実施状況をごらんください。
初めに、整理番号1から3でございますが、海外調査(シンガポール、ベトナム)に関する文書の請求がございました。
秘書課保有の海外調査計画書等につきましては、開示の決定をいたしました。同課保有の海外活動支援申込書、総務課所有の旅費の支出につきましては、事業者の印影、口座情報の部分につきましては非開示とする一部開示の決定をいたしました。
次に、4の本年四月分の応招旅費に関する文書でございますが、開示の決定をいたしました。
次に、5の応招旅費内訳書、十二年の十月から十三年六月分でございますが、時期は異なりますが、先ほどの4と同じ内容で、内訳書の部分に限定したものでございます。これは開示をいたしました。
以上で、公文書開示等の実施の状況に関する報告を終わらせていただきます。
〇矢部委員長 ただいまの報告につきまして、質問、ご意見等がございましたらば、お願いをいたします。
〇藤田委員 資料1の24の議員の資産公開に関する文書は却下というのは、どんな状況だったのか教えていただきたいのと、この言葉の使い方なんですが、開示と一部開示というと、一部開示というと、何というんでしょうか、非常に閉鎖的な感覚といいますか、聞けば、印影なんかだけがないというんだけど、そうすると、一部非開示の方がわかりやすいのかなと思ったりするんですが、その一部開示の言葉の使い方はどんなふうに規定しているのかをちょっと教えてください。
〇別宮議会局広報課長 まず最初の24の資産公開に関する文書の件でございますが、資産公開に関する文書は、別条例、都議会議員の資産公開に関する条例に基づいて開示をしてございます。
本件の場合は、その制度があることを理解した上で請求者が、資産公開の文書についてのコピーのご要望があったケースでございまして、これは、資産公開の制度の方ではコピーの対応制度になってございませんので、このような決定になったところでございます。
続きまして、一部非開示の表現の問題でございますが、藤田先生おっしゃられるとおり、実態はほとんどがもう開示でございまして、極めて限定的に、例えば犯罪防止の趣旨から公印の印影の部分とか、都の職員とか都議会の先生方以外の一般の方々のお名前が出ている部分が非開示になるであるとか、そういったものでございますが、それにつきまして、一部開示といういい方がいいのか、一部非開示がいいのかということにつきましては、知事側の方ともあわせて、ないしは他の県等の場合とあわせてやっておるものでございますが、反対の表現というんでしょうか、そういういい方ができるかどうか、意味としては同様の意味だと思うのですが、何らかのその他の支障があるかどうか、ちょっと研究をして、次回答弁させていただきたいと思います。
〇藤田委員 特に変えろということではなくて、一部開示というのがどういうことを意味しているのかということが一般的にわかれば、開示でいこうという姿勢なわけですから、そんなことをちょっと工夫してくださるといいかというふうに思います。
〇吉田委員 --(九十二字削除)--
〇別宮議会局広報課長 --(三百九十七字削除)--
〇吉田委員 --(二十字削除)--
〇別宮議会局広報課長 --(三百八十五字削除)--
〇矢部委員長 --(三百八十字削除)--
〇吉田委員 --(七十一字削除)--
〇矢部委員長 --(五十三字削除)--
ほかにございませんか。--先ほどのところにちょっと戻りますけれども、印影については、非公開ということになっているわけですよね。ですから、その部分をただし書きをして公開という扱いにはなれないんですか。一部じゃなくて、公開です。で、ただし書きで、印影とか何かについてはプライバシー等々の関係があって公開ができないというならば、できない。だから、一部開示ということではなくて、全部開示なんですが、ここはできないんですというただし書きがつくとかというような表現の方法はないんでしょうか。そのことも含めて次回までにご検討いただきたいと思います。
ほかにございませんか。--なければ、本件につきましては以上のとおりとさせていただきたいと思います。
〇矢部委員長 次に、平成十三年度東京都議会刊行物等目録について広報課長から説明を聴取いたします。資料5でございます。
〇別宮議会局広報課長 続きまして平成十三年度刊行物等目録についてご報告させていただきます。
東京都議会情報公開条例第三十条におきまして、一般に周知する目的を持って作成した刊行物等につきましては、その目録を作成し、毎年公表することが定められております。平成十三年度の目録でございますが、お手元配布の資料5、平成十三年度東京都議会刊行物等目録のとおり作成させていただきました。
刊行物の指定に当たりましては、東京都議会情報公開条例第三十条第二項に定める刊行物等の指定基準及び目録の公表方法についてに基づいており、本会議の会議録、委員会の速記録を初めとしまして二十五件となっております。
具体的には、純粋に都議会の内部の事務資料として作成したものなどを除きまして、一般に広く都民の方々に公表、周知する目的で作成されたものでございます。
この刊行物等目録につきましても、先ほどご報告いたしました公文書開示の実施状況とともに、都議会のホームページ等に掲載する予定でございます。
以上で報告を終わります。
〇矢部委員長 ただいまの報告でございますが、何かございましたらお願いをいたします。--報告につきましての質問がないようでございますので、以上のとおりとさせていただきたいと思います。
本日予定をしておりました議題は以上でございますけれども、この際、何かございましたらば、ご発言をお願いしたいと思います。
私から質問させていただきます。
会議録等の公開について、当初一カ月あるいは二カ月かかっていたものが、本会議については一週間、それが今四日ぐらいに詰まっているようでございますね。常任委員会の方は相変わらずのようですが、二カ月前に行われた会議の記録を読みたいと思う都民は余りいないようでございますが、いつぐらいなら読みたいと思うか、この辺は大変難しいと思うのです。常々申し上げていますのは、アメリカの連邦議会は、すべての会議が終了後二時間後にすべて公開をされている。インターネット上、世界どこにいても見ることができる、こういう状況にあるようでございます。
なかなかそう簡単にはいかないでしょうけれども、現状とこれからの方向といいますか、目指すべき方向といいますか、いかがなものですか。
〇別宮議会局広報課長 ただいま委員長の方からお話がございましたとおり、ここ数年で都議会の場合は、本会議、予算特別委員会、決算特別委員会につきましては、速報版、大体中三日で完成いたしますが、ほぼ同時期にインターネット等で都民の方にお出ししているという状況に進んでまいりました。
常任委員会等につきましては、現状ではまだというところでございます。本日、記録担当の課長が出席しておりませんので、できましたら次回、答弁をさせていただきたいと思います。
〇矢部委員長 ほかに発言がなければ、以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後一時二十三分散会
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