東京都議会情報公開推進委員会速記録第三号

平成十二年十二月一日(金曜日)
   午後二時十八分開議
 出席委員 八名
委員長 山崎 孝明君
委員長代行 矢部  一君
      三原 將嗣君
      渡辺 康信君
      中山 秀雄君
      小林 正則君
      藤川 隆則君
      藤田 愛子君
 欠席委員 なし

本日の会議に付した事件
 学識経験者の選任について

〇山崎委員長 ただいまから東京都議会情報公開推進委員会を開会いたします。
 初めに、委員の辞任及び選任について申し上げます。
 去る十月三日付をもちまして、議長から、田中良議員の本委員会委員の辞任を許可し、新たに小林正則議員を本委員会委員に選任した旨の通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の小林正則議員をご紹介いたします。

〇小林委員 よろしくお願いします。

〇山崎委員長 なお、議席については、ただいまご着席のとおりといたしたいので、ご了承願います。

〇山崎委員長 次に、今回、初めて事務局から出席しております事務補助員をご紹介いたします。
 議会局管理部長の志村啓文さんです。
   〔職員あいさつ〕

〇山崎委員長 次に、東京都議会情報公開条例第二十四条第五項に規定する学識経験者について、事務局から報告いたさせます。

〇赤堀議会局副参事 それでは、学識経験者の選任につきまして、私の方からご報告させていただきます。
 当情報公開推進委員会におきましては、公文書開示決定に対する不服申し立てがあった場合には、その件について調査をすることが、東京都議会情報公開条例第二十一条によって義務づけられております。さらに、その調査を行う際には、議長が一年を単位として指名します三人以内の学識経験者の意見聴取が、これもまた同じ条例の第二十四条第五項において規定されております。
 公文書開示制度がこの一月に施行されたわけですが、本年一月に指名されました東京大学法学部教授の宇賀克也先生、元外交官で弁護士の田中民之先生、國學院大學法学部教授藤原靜雄先生の三人の方の任期は、この十二月末で終わりとなりますけれども、来年につきましても、また再任ということで議長の方から指名されましたので、ここにご報告させていただきます。
 なお、三人の方の経歴等については、お手元に配布してございます資料のとおりですけれども、いずれも学識、人格とも申し分のない優秀な方々であると伺っております。
 以上でございます。

〇山崎委員長 報告は終わりました。
 何かご質問等はございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

〇山崎委員長 なければ、この際、何かこの報告事項以外でご意見はございますか。

〇矢部委員 開会前にも今、議論がされておりましたが、情報化の時代、IT化、いろいろなことがいわれておりますけれども、都議会はインターネットテレビで公開をされて、世界じゅうどこにいても、都議会の生中継あるいはビデオが見られるというのは、大変評価をされているところではないかと思います。
 個々の議員のことについては、極めてアバウトなものが載っていますけれども、それぞれが個々に開設をしているホームページとリンクをしてほしいという声が、我が会派の中から多くあるんです。
 そうしたことを踏まえて、方向としては、その方向だろうと思うんです。公平をどう期すかという部分が残るかもしれませんが、それこそ二十一世紀を、もう三十一日後に迎えようというときですから、何としても、年明けてすぐぐらいには公開ができるような方向で方法がないかということを、まず質問の形でいいでしょうか、お尋ねさせていただきたいと思います。

〇別宮議会局広報課長 都議会のホームページと各先生方のホームページとのリンクの関係でございますが、先生方のホームページの方から都議会のホームページにリンクすることは現状でも可能でございまして、既に実施していただいているところでございます。
 一方におきまして、都議会のホームページの方から先生方のホームページの方へのリンクにつきましては、さきに事務的に公職選挙法との関係で調べたところがございまして、特に選挙期間中になりまして各先生方のホームページにリンクされることになりますと、ホームページというのは、いわゆる文書等に該当するということでございまして、ホームページを所有している方としていない方とに差が出る、ないしは選挙に立候補されている方とされていない方とに差が出るというような諸所の問題点があるということで、かなり慎重に検討するべきものであるというふうに理解してございますので、この時点ではちょっと答弁を控えさせていただきまして、少々お時間をいただいて事務的に検討させていただければということでお願いしたいと存じます。

〇矢部委員 今、別宮さんのお話のことはよく理解はできます。ただし、今のは公職選挙法で選挙期間中という限定のお話がありました。ふだんの議員活動をどうしているかということをPRするというのは、また別のものだというふうに思っています。
 そういう中で、公平をどう期すかという部分があるでしょうから、そのことを含めて、何月何日までにご準備をいただければその時点でリンクをしますとか、何か時を区切るというような必要があるかもしれませんが、もうそんなことをいっていられない段階だろうというふうに思っておりますので、やるということを前提にして、何とか、それにはどうしたらいいのかという方法論で詰めていただきたいと思います。

〇山崎委員長 ほかにご意見ございますか。

〇藤川委員 数少ない資料で、各議員のことについて紹介してくれているわけですが、私、前にも、そのことについてちょっと触れたことがあると思いますが、議員の写真を、事務的にピックアップしてそれを載せる場合と、ある程度満足のいくような写真を載せていただく場合とがあって、もう全然印象が違うわけですよね。
 その写真の選択について、もし、ある一定の期間にこういうのを用意しろというならば用意しますけれども、載せていただく写真についての選択の余地が載せていただく議員サイドにあるならば、そういうような形をとっていただきたいと思うんですが、その点についてはいかがですか。どこから撮ってもいい人だったら、いいけれども。

〇別宮議会局広報課長 ただいまの藤川先生のご質問でございますが、現在、都議会のホームページで各先生方の個人のご紹介をさせていただいているページがございまして、そこで用いらせていただいているお写真につきましては、「都議会のはなし」で利用しております、先生方が当選されて、直後に私どもの広報課の方で撮らせていただいている写真を統一的に使わせていただいているという状況でございます。
 個別に対応させていただけることができれば、それはそれなりに先生方のご要望にこたえられるのではないかと思うんですが、何分、撮影を個別にまた対応するということについては、いろいろと経費的な面とかがございまして、ただ、そうはいいつつも、可能な範囲で前向きに対応させていただければというところでございます。

〇藤川委員 私が一期目に当選させていただいたときに撮っていただいたカメラマンと二期目のときには、被写体が悪いせいもあるんでしょうけれども、でも、悪い中でも、一期目の方が数段にいい写真を撮ってくれたわけですよ。二期目のときに、ひどいと自分では思っているわけ。そうすると、それを用いられた場合に、明らかに最初からもう、二期目に撮ってくれた写真そのものに満足していないわけだから……。僕だけじゃないと思う、結構、意外とそういう人は多いんじゃないかと思うんですよ。
 どこから撮っても問題ないという被写体だったら問題ないですけれども、そこら辺のところは、やっぱり記載事項が少ないだけに、写真だとかそういうもの、ビジュアルな面が物すごく強く強調されていますから……。

〇中山委員 前向きに対処してるっていうから、いいじゃない。個別にやってよ。個別にやったらいいよ。

〇山崎委員長 あと、僕から一つ聞きたいんだけれども、「都議会だより」で、本会議で一般質問なんかに出ると、上から写してその写真を載せますよね。それも、びっくりするような写真になっちゃうときがある。だから、そのときに--あんまり写していないんだよね、一人に対して二回か三回しかシャッターを押していないと思う。その中から選ばれて、こちらに相談なく出されちゃうわけ。ちょっとこれはまずいよというときがあるわけ。
 特に僕なんか、坊主になったばかりで出ちゃったの、この前。(笑声)やくざか何かじゃないかというぐらい、いわれたことがある。せめて、これとこれで、先生どちらにしますかぐらい相談してほしいという、これは委員長からのお願いでございます。前向きに検討してくださるそうですから……。
 ほかにございますか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

〇山崎委員長 ほかに発言がなければ、以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時二十九分散会

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