令和7年第1回定例会の概要

 令和7年第1回定例会は、2月19日から3月28日まで38日間の会期で開催されました。

 初日、小池知事の施政方針表明が行われ、知事は「我が国が長年先延ばしにしてきた課題、世界から取り残されている現状に真正面から向き合い、『今、変えていくのだ』という決意で、東京の底力を引き出していく」と述べました。その後、人事案1件が同意議決されたほか、政治倫理条例検討委員会が設置されました。

 2月26日、27日、28日は、各会派等の32人により、都政全般に対する知事などへの代表・一般質問が行われました。28日の質問終了後、予算案、条例案などの知事提出議案165件が上程され、予算特別委員会を設置後、各委員会に議案が付託されたほか、人事案34件が同意議決されました。また、議員提出議案4件が上程され、所管の常任委員会に付託されました。

 3月6日は、知事提出議案のうち「令和6年度東京都一般会計補正予算(第4号)」など30件が各委員会報告の通り可決され、諮問2件が棄却すべき旨議決されました。また、追加提出された条例案1件が上程され、所管の常任委員会に付託されました。

 予算特別委員会では、3月12日、13日、14日に総括質疑が行われ、予算案に対する議論が行われました。さらに、25日には各常任委員会の予算調査を受けてのしめくくり総括質疑、26日には討論・採決が行われました。

 最終日の3月28日は、議案の採決などが行われ、「令和7年度東京都一般会計予算」を始め知事提出議案134件が各委員会報告のとおり可決・承認されました。議員提出議案では、条例案4件が否決、追加提出された「東京都障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する条例」など2件が可決され、閉会となりました。