駅ホームにおける安全性向上対策の加速に関する意見書

 駅ホームにおける安全性の向上は、鉄道を利用する全ての人の命と安全を守る取組である。駅ホームにおける安全性を向上させるには、ホームからの転落事故などを防止するハード・ソフト両面からの対策を総合的に推進することが重要である。
 都は、ハード対策として、地下鉄駅に加え、利用者10万人以上の駅などにおいて、鉄道事業者が行うホームドア等の整備に対して補助を実施することで、その整備を促進している。
 今後は、ホームドア等の整備を一層加速させるため、優先整備の考え方を整理し、鉄道事業者へ整備を働き掛け、その取組の支援をしていくところである。
 また、内方線付き点状ブロックの整備に対しては、ホームドア未設置の利用者3,000人以上の駅における補助を実施し、整備を促進している。
 一方、ソフト対策として、駅員等による乗車・降車時の誘導案内や声掛けの強化、駅利用者へ声掛けや誘導案内を呼び掛ける啓発活動、心のバリアフリーへの理解を促進させる取組への支援などが進められている。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、駅ホームにおける安全性向上対策を一段と加速させるため、次の事項を実現するよう強く要請する。
1ホームドア等の整備を更に加速させるため、鉄道事業者の積極的な取組を促すとともに、整備に必要な財源を確保すること。
2異なる扉位置の鉄道車両への対応や、コスト及び整備期間の縮減などを図るための技術開発に対する支援等を行うこと。
3内方線付き点状ブロックの整備に対する鉄道事業者の取組を支援するため、必要な財源を確保すること。
4駅員等による誘導案内を強化する取組や、鉄道利用者に向けた啓発活動など、ソフト対策に対する支援の充実を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成30年12月19日
東京都議会議長 尾崎大介
衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣 国土交通大臣 宛て
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