東京都議会議長和田宗春君不信任決議

 東京都議会は、東京都議会議長和田宗春君を信任しない。
 平成23年10月18日
東京都議会

(提案理由)
 今第三回定例会は、東京都議会の長年の歴史と慣習により、正副議長の交代を図る議会であるにもかかわらず、議長はそうした都議会の歴史と慣習を一切顧みず、我欲によってその職に固執し、自ら決めた予定の会期を大幅に延長した上、議会運営を遅滞させた責任は誠に重い。
 加えて、前議会において、株式会社新銀行東京に関する特別委員会及び東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会の継続調査の申出を議長裁決により可決したにもかかわらず、以後、議長としての開催の努力を怠り議会の権能を形骸化させた責任も極めて重いと言わざるを得ない。議長は議事を整理し、議会の事務を統理する責務があるにもかかわらず、そうした努力を全く行っておらず、都議会を混乱させたことは、誠に不名誉この上ないことである。
 よって、東京都議会議長和田宗春君は、東京都議会議長の名誉ある職を務めるに値しないことが明らかであるため、不信任を決議するものである。

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