充実した東京パラリンピックの開催を求める決議

 パラリンピックは、オリンピック終了後、オリンピック開催都市で行われる障害者のためのもう一つのオリンピックであり、スポーツ競技への参加を通して、障害者の自立と国際親善を図り、もって世界平和を希求する人類の祭典である。
 パラリンピックは、1960年に初めて開催されたが、パラリンピックと呼ばれるようになったのは、1964年東京大会が最初である。そのパラリンピックを、オリンピックと併せて、約半世紀ぶりに、再び東京で開催することは、世界平和を希求する強い意思を世界にアピールするとともに、人と環境にやさしいまちづくりを推進する絶好の機会となる。また、障害のある人々の活躍が、世界の人々に感動を与え、ひいては障害者の自立を促進し、相互理解を深めることにもつながるものである。
 よって、東京都議会は、人と環境にやさしい21世紀型の新しい都市モデルを示し、誰もが明るい未来を描ける東京を実現すべく、オリンピックと併せて充実した東京パラリンピックの開催を強く求めるものである。
 以上、決議する。
 平成18年3月30日
東京都議会
ページ先頭に戻る