三宅島被災住民の水道及び下水道料金の減免に関する決議

 本年6月下旬に端を発した三宅島の火山活動や一連の地震活動は、3か月以上を経た現在も依然活発な状況が続いている。特に、三宅島では火砕流や泥流も生じるなど、被害が拡大する様相を呈している。
 このような中、三宅村から避難された島民は、この度の全島避難により、慣れない土地での生活を余儀なくされ、収入のみちも絶たれ厳しい状況にある。しかも、噴火の終息についての見通しが困難なことから、避難生活の長期化が予想されるため、島民の生活全般に対して国や都による万全の対策が求められている。
 よって、東京都議会は、三宅島島民の生活支援のため、避難生活が解除されるまでの間、水道及び下水道料金について、以下の措置を講じるよう強く求めるものである。
1避難勧告が解除されるまでの間、料金の減免措置を講じること。
2料金の減免に当たっては、被災者間の負担の公平に十分配慮すること。
3減免に基づく減収分については適切な措置を講じること。
 以上、決議する。
 平成12年10月4日
東京都議会
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