警察・消防委員会速記録第五号

令和八年六月四日(木曜日)
第十一委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長伊藤こういち君
副委員長宮瀬 英治君
副委員長森村 隆行君
理事菅野 弘一君
理事東村 邦浩君
理事小山くにひこ君
ときざき直行君
まつば多美子君
三宅 正彦君
宇田川聡史君
後藤 なみ君
尾崎 大介君
竹井ようこ君
里吉 ゆみ君

欠席委員 なし

出席説明員
警視庁警視総監筒井 洋樹君
総務部長松下  徹君
生活安全部長宇田川佳宏君
総務部参事官企画課長事務取扱伊藤三津夫君
総務部会計課長深澤 一浩君
東京消防庁消防総監市川 博三君
次長古賀 崇司君
理事兼安全推進部長事務取扱加藤 雅広君
企画調整部長上原 源隆君
総務部長瀬崎 幸吾君
人事部長金子裕一郎君
予防部長伊勢村修隆君
装備部長川原 省太君
企画調整部企画課長吉澤  亮君
企画調整部財務課長会田健太郎君

本日の会議に付した事件
警視庁関係
陳情の審査
(1)八第五号 警察行政の任意同行・留め置き・逮捕判断と生体情報保持の人権・適正手続に関する陳情
報告事項(説明・質疑)
・令和七年度東京都一般会計予算(警視庁所管分)の繰越しについて
東京消防庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京都消防関係手数料条例の一部を改正する条例
・東京消防庁池袋消防署高松出張所(仮称)庁舎(八)改築工事請負契約
・東京消防庁目黒消防署碑文谷出張所庁舎(八)改築工事請負契約
・制御盤(特種用途自動車用)の買入れについて
・動力ポンプ(B−二級)(消防団用)外二点の買入れについて
・特種用途自動車(はしご車)の買入れについて
・特種用途自動車(空中作業車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(空中作業車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その一)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その二)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その三)について
・特種用途自動車(救急車)の買入れ(その四)について
・特種用途自動車(水槽車)の買入れについて
・ヘリコプターの買入れについて
報告事項(説明・質疑)
・令和七年度東京都一般会計予算(東京消防庁所管分)の繰越しについて

○伊藤委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課の担当書記の坂根悠介君です。
 議案法制課の担当書記の新井浩子さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○伊藤委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、東京消防庁関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取、警視庁関係の陳情の審査並びに警視庁及び東京消防庁関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、本日は、提出予定案件につきましては、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、報告事項につきましては、説明を聴取した後、質疑を終了まで行いたいと思いますので、ご了承願います。
 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、陳情の審査を行います。
 陳情八第五号を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○宇田川生活安全部長 陳情八第五号についてご説明いたします。
 お手元の資料第1をご覧ください。
 本陳情の要旨は、次のことを求めるものでございます。
 1、任意同行、留め置きにおいて、退去の自由や外部連絡の権利が実質的に制限されないよう、運用の境界を明確化すること。
 2、軽微な事案における通常逮捕の必要性(例外要件)の判断基準を精査し、画一的、便宜的な運用を防止すること。
 3、弁護士選任権等の意思確認及び連絡手段の確保について、その過程を客観的に記録し、実効性を担保すること。
 4、スマートフォン等の解析に際し、拒否権の告知、捜査範囲の限定及び承諾過程の記録を徹底すること。
 5、不起訴等により有罪が未確定となった者の顔写真、指紋、DNA等の保持に関して、本人による照会、訂正、削除等の是正申立て手続を明文化すること。
 6、釈放後、時間の経過に伴い遅延的に拡大、累積する心身の不調や社会的、経済的不利益等の損害に対し、既存の救済、補償制度が被害の実態に即して実効的に機能するよう改善すること。
 警視庁では、刑事訴訟法や犯罪捜査規範等の関係法令に基づき、人権に配慮しつつ、適正な捜査等を行っております。

○伊藤委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○里吉委員 本陳情に対する日本共産党都議団の意見を申し上げます。
 本陳情は、陳情者が経験した事実を一事例として、警察行政における制度の運用が都民全体にひとしく保障されるべき人権の観点から適正かつ透明に機能しているかを検証するため、東京都として運用実態を調査、把握してほしいということや、必要な運用改善を行うことを求めて出されました。
 先ほど、関係法令に基づき、人権に配慮しつつ、適正な捜査等を行っているとの説明がありました。
 しかし、陳情者から寄せられた別紙資料には、とても人権に配慮した適正な捜査とはいえない扱いを受けたことが細かく記されています。
 例えば、自家用車の車中で食事の準備をしていたときに職務質問を受け、キャンプ用ナイフを持っていたことから任意同行を求められ、所持の目的や保管状況等の説明をすれば誤解は解けると考えて同行したのに帰宅が許されなかったこと、任意同行中も携帯電話も触らせることはできないとされ、証拠となる写真や記録を示すこともできなかったこと、また、逮捕後も同様の状況が続き、希望する弁護士に連絡を取ることができなかったこと、食事や必要な薬を飲むことも許されないまま、十二時間後、深夜まで警察官の監視の下で署内に留め置かれたことなどです。
 陳情は、こうした事態を生まないよう、警察行政の改善を求めているものです。
 また、不起訴等により有罪が未確定となった者の顔写真や指紋、DNAなどについて、警察が保管しているものの抹消を求め、少なくとも、当事者が照会、説明、是正申立てなどができるよう、基準や制度の整備を求めています。
 さらに、釈放後、時間の経過に伴い、後から心身の不調が出てきたり、その蓄積により社会的、経済的な被害が出てきても、時効や手続の負担により救済を困難にしていないか、制度の点検と改善を求めています。
 国家賠償法の場合、時効が早く、起算点をずらすなどの対応がなされるケースがあり、こうしたことも参照すべきと思います。
 以上のことから、陳情については趣旨採択をすることを求め、意見といたします。

○伊藤委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○伊藤委員長 起立少数と認めます。よって、陳情八第五号は不採択と決定いたしました。
 以上で陳情の審査を終わります。

○伊藤委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○松下総務部長 令和七年度東京都一般会計予算の翌年度への繰越しにつきまして、お手元の資料第2、令和七年度繰越説明書によりご報告をいたします。
 まず、一ページの総括表をご覧ください。
 令和七年度一般会計予算におきまして、警察装備器材の管理、交通安全施設の管理及び整備事業に係る繰越明許費として、合計十二億八千二百万円の予算を議決していただきましたが、このうち翌年度に繰り越した金額は五億二千四百三十六万二千円でございました。その財源は繰越金でございます。
 次に、その事由についてご説明いたします。
 二ページをご覧ください。
 上段、警察装備器材管理における警察車両二十一台の買入れ及び中段、交通安全施設管理のうち、移動型交通情報提供装置、いわゆるサインカー一台の買入れにつきましては、昨今の世界情勢による半導体供給不足のあおりを受け、車両の製造等で時間を要したため、翌年度での納車となったものでございます。
 また、同じく中段、交通安全施設管理における交通信号機の移設工事一件及び下段、交通安全施設整備における無電柱化に合わせた信号線の地下線化等工事二件につきましては、道路管理者による街路築造等の工事が遅延したことにより、当該工事を翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものでございます。
 以上で、令和七年度東京都一般会計予算の翌年度への繰越しに関するご報告を終わらせていただきます。

○伊藤委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○伊藤委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い幹部職員に交代がありましたので、消防総監から紹介があります。

○市川消防総監 先般の人事異動によりまして幹部に異動がありましたので、ご紹介をさせていただきます。
 人事部長の金子裕一郎です。装備部長の川原省太です。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○伊藤委員長 紹介は終わりました。

○伊藤委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

○古賀次長 令和八年第二回都議会定例会に提出を予定しております東京消防庁関係の案件は、条例案一件、契約案二件、事件案十一件、計十四件でございます。
 初めに、条例案の東京都消防関係手数料条例の一部を改正する条例案についてご説明いたします。
 お手元の資料1をご覧ください。
 本案は、消防関係手数料等の受益者負担の適正化調査において、昨今の人件費等の高騰により、原価計算による計算額と現行の手数料額との間に乖離がございましたので、本条例に規定する性能試験手数料額の見直しを図るために、本条例の一部改正を行うものでございます。
 次に、契約案でございます。
 お手元の資料2をご覧ください。
 東京消防庁池袋消防署高松出張所(仮称)庁舎(八)改築工事請負契約でございます。
 当該庁舎は、昭和三十七年の建築で老朽化が著しいため、別地で建て替えを行うものでございます。
 建築概要は、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上八階、地下一階でございます。工期は、令和十一年五月までを予定しております。
 続いて、資料3をご覧ください。
 契約案の東京消防庁目黒消防署碑文谷出張所庁舎(八)改築工事請負契約でございます。
 当該庁舎は、昭和四十一年の建築で老朽化が著しいため、現地で建て替えを行うものでございます。
 建築概要は、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上四階、地下一階でございます。工期は、令和十年七月までを予定しております。
 次に、事件案でございますが、資料4から資料14をご覧ください。
 本案は、長年使用した資器材や消防車両等を順次更新するため、はしご車等の消防車両計六十九台及び消防ヘリコプター等を買い入れるものでございます。なお、消防車両につきましては、納入台数が多いため、確実な契約の履行と受注機会を広げるという観点から、数件に分けて契約することとしております。
 それでは、順に、資料4は、特種用途自動車用の制御盤百九十台を、資料5は、消防団用の可搬ポンプ等六十六台を、資料6は、はしご車二台を、資料7及び資料8は、空中作業車計四台を、資料9から資料12は、救急車計六十台を、資料13は、水槽車三台を、資料14は、平成二十年より運航しております中型機「かもめ」の更新機として中型ヘリコプター一機をそれぞれ買い入れるもので、金額はお手元の資料のとおりでございます。
 なお、これら事件案十一件につきましては、都議会のご了承が得られましたら、正式に契約を締結する予定でございます。
 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○伊藤委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○伊藤委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○古賀次長 令和七年度予算の翌年度への繰越しにつきまして、お手元の資料15、令和七年度繰越説明書によりご報告いたします。
 表紙をおめくりください。
 令和七年度一般会計予算におきまして、消防装備整備、警防業務、消防団装備整備及び消防施設整備に係る繰越明許費として、合計五十五億八千百六十万四千円の予算を議決いただきましたが、翌年度に繰り越した金額は、表に示してあるとおり、合計四十三億三千百三十八万七千円でした。財源は国庫支出金及び繰越金です。
 それぞれの事由についてご説明いたします。
 二ページをご覧ください。
 消防装備整備に係る繰越明許費は、説明欄に記載のとおり、経年劣化した車両の更新において製造等に時間を要し、年度内での契約履行が不可能なため、翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものです。
 また、消防装備整備の一部と、警防業務及び消防団装備整備に係る繰越明許費は、本年第一回都議会定例会にて議決いただいた補正予算による暑さ対策に係る各資器材の整備において、納品に時間を要し、年度内で契約履行が不可能なため、翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものです。
 三ページをご覧ください。
 消防施設整備に係る繰越明許費は、工事受注者の人員不足や建築資材調達困難等により、年度内での契約履行が不可能なため、翌年度にわたって実施する必要が生じたことによるものです。
 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○伊藤委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で東京消防庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十七分散会