今回のフラワーアレンジメントは意外なものが器に大変身!お部屋の片隅でほこりをかぶっていたり、子供部屋で転がっていたり…。いつもはおもちゃの印象しかないミニカーですが、ノスタルジックなフラワーアレンジメントに役立ててみませんか?
・ワックスフラワー(可愛らしさ) ・ソリダコ(私に振り向いて) ・マドリカリア(集うよろこび)
甘い柑橘系の香りが印象的なワックスフラワーはオーストラリア原産のフトモモ科の植物。ロウ細工のような見た目からその名がつきました。水揚げも花持ちも良く、茎がしっかりとしています。黄色い花が可憐な印象のソリダコは周年出まわっており、和の雰囲気も洋の雰囲気もある不思議な花です。野の花のイメージもあるので、ミニカーと合わせて懐かしい雰囲気を出すのにもってこいの花です。マドリカリアは別名フランス小菊。その名の通り小さなかわいらしい花です。 子供から大人まで楽しめるミニカーアレンジにチャレンジしてみましょう!
器を作ろう!“眠っているおもちゃを活用する”-ミニカー編-
今回使用したミニカーは10cm位の大きさのものを使いました。花が入れられる隙間や空間のあるものを使用して下さい。 他にも、トラック型のものなどもあり、それぞれに違う楽しさが表現できます。
ミニカーの下には英字新聞をひいてよりポップな雰囲気に。実はこの新聞は花を購入した時にくるんであったもの。このようなアイテムも取り入れてみてはいかがでしょうか。
今月のアレンジメント-ワックスフラワー編-
ミニカーの窓におさまるように、ワックスフラワー、ソリダコ、マドリカリアをハサミで小分けしていきます。
次に、カットした花を水を入れたコップに5分程浸して水をよく吸収させます。
ティッシュとアルミホイルを5cm×5cmにカットし、水を含ませたティッシュでワックスフラワーをくるみます。
次に、アルミホイルでくるみます。水がこぼれないように、袋状にくるみましょう。
これで窓に入る大きさの小さな花束ができました。ここに、ソリダコやマドリカリアを隙間に差し込みます。
小さな花束を5~6束ほど作ったら、ミニカーの窓に差し込みます。花の向きや表情をみて差し込みましょう。
ソリダコの葉を数枚取り、ミニカーの空いている部分に差し込みます。
●今回は花を小さくカットするので、水に浸してよく吸収させて下さい ●アレンジメントの下に敷いた英字新聞がない場合でも、コルクのコースターや麻の袋などでもノスタルジックな印象になります。 ●紹介した花がない時は、花が小ぶりで、茎が細いものを選びましょう。 ●花をティッシュでくるまず、オアシスを使ってもよいでしょう。 ●今回は器はミニカーにしましたが、ミニチュアのおもちゃなどにからめてみてもおもしろいでしょう。みなさんの身近な物を利用して、自由な発想で楽しくアレンジしてください。
用語、キーワードなどについては5月号の“花のある暮らし”を参照してください。