今月は、夏の代名詞のひとつ「ヒマワリ」を中心にアレンジメントしましょう。器には、冷蔵庫に残ってしまったパプリカを。夏場は食べ物の足も早いので、そのまま捨ててはもったいない!そんな野菜を上手に利用して家庭を彩りましょう。
・ヒマワリ(敬慕、情熱) ・トルコキキョウ(優美) ・ベニバナ(包容力) ・クジャク草(一目惚れ)
見る人を元気にしてくれる「ヒマワリ」は北アメリカ原産のキク科の植物です。黄色のイメージが強いですが、最近では改良化が進み、赤褐色系のものや同じ黄色でもいろいろなバリエーションが出てきました。茎や葉が傷みやすいので注意して下さい。 器のパプリカは黄色を使いましたが、オレンジや赤などいろいろな色が出回っています。今回は夏らしさを演出するためにヒマワリとアレンジしてみましたが、使うパプリカの色に合わせて花も選んで自己流にアレンジしてみてもいいでしょう。
器を作ろう!“野菜を再利用”-パプリカ編-
今回はパプリカを使い、器を作りますが、座りが良く、比較的皮の厚いものなら何でも器として使えます。
パプリカのヘタを取ります。果物ナイフで器の口になるように少し大きめにヘタをくりぬきます。
次にヘタを取り除きます。ヘタとともに自然にタネも取れますが、中に残ったタネは洗い流しましょう。
きれいにタネが取り除けましたか?これでパプリカの器は完成です。パプリカも生き物。水に活力剤を与えれば日持ちします。
今月のアレンジメント-ヒマワリ編-
ヒマワリを中心に、小さな花を色どり良く挿していきます。この時、小さな花がヒマワリで隠れないように、長短をつけて、左右、手前とバランスを見ながらていきましょう。
全ての花の表情が見えるように束ねたら、グリーンを後側からのぞかせます。なるべく緑の濃いものを選ぶと、より夏らしくさわやかになるでしょう。
最後に、花がバラバラになるのを避けるために輪ゴムで茎を軽く束ね、水をはったパプリカの器にアレンジします。 また、花材を野菜にしたり、ハーブに変えて、キッチンの窓辺に並べるのも素敵ですね。
●ヒマワリの葉はしおれやすいので、全てカットしましょう。 ●ヒマワリの茎を長めにしてしまうと、首が倒れてしまうので長さに注意しましょう。 ●パプリカのような背の低い器を使う場合には、あらかじめ花の茎を器に合わせて水切りしておきましょう。 ●今回は器をパプリカにしましたが、みなさんの身近な物を利用して、自由な発想で楽しくアレンジしてください。
用語、キーワードなどについては5月号の“花のある暮らし”を参照してください。