書き初めの後のすずりが大変身!?
今回は、すずりを使った正月飾りのアレンジメントです。
- 花言葉
- 松(長寿)
- アルストロメリア(未来への憧れ)
- アカメヤナギ(忍耐)
- カサブランカ(雄大な愛)

写真をクリックすると今回使用する花材を表示します。
松は亜寒帯から温帯に生育するマツ科の針葉樹林です。日本では昔から縁起の良いものの象徴とされ、お正月などのおめでたい席では欠かせない植物です。花言葉の長寿が示す通り、松葉には滋養強壮の作用があり、漢方でも使われています。
アルストロメリアは別名をインカのユリとも言い、黄色のものなどもあり、一輪だけでも華やかな印象のある花です。葉が痛みやすいので扱いには注意して下さい。
アカメヤナギはヤナギ科の植物で、お正月の雰囲気を感じさせてくれる花材の一つです。
カサブランカは純白の女王とも呼ばれるユリ科の花です。特にユリの中でも人気が高く、日本やオランダなどでは、毎年さまざまな種類の新品種が出し続けられています。

なるべく墨池(墨をためる部分)が広めのすずりを用意します。

墨池に入る大きさの剣山を一つ用意し、中央に置き、器の完成です。
写真にカーソルをのせて見て下さい。
- Step1
- アカメヤナギをすずりの2倍くらいの長さに切り、松はすずりの1.5倍くらいに切ります。アルストロメリアは花を枝から2本小分けしておきます。

- Step2
- 剣山にアカメヤナギを寝かせるように差し込みます。(剣山の真上から差すと指を怪我することがありますので注意して下さい)

- Step3
- 次に、松を剣山の奥の部分に上から差し込みます。

- Step4
- アルストロメリアを墨池の手前部分に寝かせます。

- Step5
- 最後に、カサブランカを剣山の手前に差し込んで完成です。

今月のポイント(花の値段や出荷時期等は変動します。その点を考慮して花をお選び下さい)
- 今回は、ポイントにカサブランカを使いましたが、ない場合には、アルストロメリアを剣山に差しても違う雰囲気が楽しめてよいでしょう(参考写真)。
- 今回は器をすずりにしましたが、みなさんの身近な物を利用して、自由な発想で楽しくアレンジしてください。
用語、キーワードなどについては5月号の“花のある暮らし”を参照してください。