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第4回定例会・一般質問(要旨) 12月12日

秋田 一郎 議員(自民党)


 民主主義の基本は手続と議論知事と議会は車の両輪である


    議会の役割
    歌舞伎町雑居ビル火災
    住宅マスタープラン
    密集市街地の再開発
    都庁における自動車公害対策

議会の役割

 〔1〕知事は、都における議会の役割とはどの様なものと考えているのか。基本的な認識を伺う。
 〔2〕私ども議員と議論する場は議会であるが、それ以外にも大いに議員と丁丁発止する場を新人議員にも与えてほしいと思うが。

知 事 〔1〕互いに都民に選ばれた議員と知事であり、要するに、両者が力を合わせて、いかにして東京をよくするかということだと思う。
 〔2〕公式、非公式を問わず、良好なコミュニケーションを持ちながら、政治家として人間同士の理解を深めたいと思っている。


歌舞伎町雑居ビル火災

 〔1〕雑居ビル火災と同じ様な被害を繰り返さないためにも、緊急安全点検を踏まえ、建築行政と警察機関及び消防機関が相互一体となり、建築物防火安全対策について検討すべき。
 〔2〕都は、雑居ビル火災を受けて、国とともに、建築基準等の制度を見直していると聞いている。この見直しを踏まえ、どの様な視点で制度の改善を図っていくのか、今後の取組方針を伺う。
 〔3〕悪質な違反建築物に対して、インターネットを利用して、ビル名等の情報提供を行う方法など、取組の強化を図ってみてはどうか。

都市計画局長 〔1〕警視庁及び東京消防庁とも連携を図り、建築基準法への適合状況の確認など、雑居ビルの安全を図る方策を検討している。
 〔2〕避難施設の規定を強化するなど、建築基準の整備を検討している。また、定期報告制度も、立入調査の実施などにより、実効性を高める。
 〔3〕今後は、ホームページにも掲載するなど、区市と協力し、的確な情報提供に努めていく。


住宅マスタープラン

 〔1〕住宅マスタープランの作成に当たって、都はどの様な方向に都の住宅政策を転換していくつもりなのか、基本的な考え方について伺う。
 〔2〕マンション建替事業法が検討されると聞くが、どの様な対応を考えているのか。
 〔3〕都営住宅の再編整備の全体像を早急に策定し、進めるべきではないか。所見を伺う。

住宅局長 〔1〕都民の多様なニーズに応えるため、福祉やまちづくりとの連携などを視野に入れ、総合的に都民を支援すべきと考えている。
 〔2〕区市等と連携し、管理組合等へ情報提供や都心共同住宅供給事業などによる助成を活用し、建替事業が円滑に行えるよう支援していく。
 〔3〕現在、再編整備の考え方などについて検討中であり、再編整備の全体像についても、なるべく早い時期に明らかにしていく。


密集市街地の再開発

 〔1〕密集市街地で再開発事業を住民合意を得て円滑に推進するためには、制度改善を含め、今後どの様なことが必要と考えているのか。
 〔2〕西新宿8丁目成子地区など、地域全体のバランスのとれたまちづくりを、どの様な理念のもとに進めようとしているのか、所見を伺う。

都市計画局長 〔1〕安全なまちづくりのためには、沿道の不燃化と空地の確保を一体的、かつ効率的に整備することが重要と考えている。
 〔2〕整備の途中段階においては、一部調和に欠ける面も見受けられるが、将来的にはバランスのとれた町並みが形成されるよう努めていく。


都庁における自動車公害対策

 〔1〕東京都の庁有車への低公害車導入台数の割合について全国の自治体と比較した状況を伺う。
 〔2〕都が率先して低公害車の導入を進めるべき。庁有車への低公害車導入をどう考えているのか。

環境局長 〔1〕全国地方公共団体が所有する自動車のうち、4大低公害車が占める割合は0・9
%で、都は全国平均を大きく上回っている。 
 〔2〕東京都は、先導的役割を果たすためにも、平成17年度を待たずに早期に導入義務を達成するとともに、低公害車の導入割合を高める。

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