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第4回定例会・一般質問(要旨) 12月12日

いなば 真一 議員(自民党)


 都立病院の改革は関係機関と十分な調整や協議を


    都立病院改革
    都営地下鉄での交通弱者への対応
    カラス対策
    東京港の国際競争力の強化

都立病院改革

 〔1〕現在の診療報酬制度の下、減少傾向にある小児科医師の養成や確保策について、都はどの様に取り組もうとしているのか。
 〔2〕病院の経営形態変更など、改革の実現に当たっては、地元自治体や関係機関との十分な調整や協議の場が必要と考えるが。
 〔3〕豊島病院は、精神科救急医療や感染症医療など、不採算医療分野を運営しているが、統合民営化後はどうなるのか。
 〔4〕老人医療センターの統合民営化後、同一敷地内で高齢者の総合的研究を行ってきた、老人総合研究所との関係はどうなるのか。
 〔5〕豊島病院等の地元板橋区が、都立病院を引き受けたいと意思表示を行った場合、具体的な支援策など検討すべきと思うが。
 〔6〕果断に都立病院改革に取り組まれることを強く要望する。知事の決意を。

知 事 〔6〕今後、365日24時間、質の高い医療を提供することによって、公立病院改革の新しい形を東京から発信していきたい。

衛生局長 〔1〕引き続き国へ提案していくとともに、新たな取組を検討していきたい。
 〔2〕今後とも、様々な機会をとらえて、地元自治体や関係機関と十分に協議をしていく。
 〔3〕段階的に他の都立病院にその機能を移転させ、完了するまで、その提供を継続していく。 
 〔5〕板橋区から明確な意思表示があった場合、支援策等について具体的な検討をしていきたい。

福祉局長 〔4〕老人医療センターの統合民営化が実現した場合も、引き続き、臨床と研究の両面で、老人総合研究所との相互協力を図っていく。


都営地下鉄での交通弱者への対応

 〔1〕優先席を利用すべき人が利用出来るよう、呼びかけを徹底する必要があると思うがいかが。
 〔2〕優先席を必要とする方の利用促進のために、例えば、優先席マークをホーム上に明示するなど検討すべきでは。
 〔3〕ホームと車両の床との段差の物理的バリアは、極力解消に努めるべきと考えるが所見を。

交通局長 〔1〕文字情報やアナウンス等、あらゆる機会を通じて、その趣旨の徹底に努めていく。
 〔2〕路線に応じて対応しているが、だれもが認識出来る、より分かりやすい方法を検討する。
 〔3〕車両更新や駅改修などの際には、今後も、段差等を出来るだけ小さくするよう努めていく。
なお、当面の対応として、車いす利用者が円滑に乗降出来るよう、スロープ板を増備していく。


カラス対策

 〔1〕増え過ぎたカラスの存在は、今や都民の日常生活を脅かしていると言っても過言ではなく、どの様な考え方でカラス対策に取り組むのか。
 〔2〕路上などに放置された生ごみがカラスのえさとなり、その繁殖を促進しているが、具体的な対策をどの様に推進していくのか。

知事本部次長 〔1〕都内のカラス生息数を適切な規模にする必要があり、都民からの意見や提案の下、捕獲とごみ対策の両面で展開していく。
 〔2〕捕獲トラップを100程度設置してカラスを減少させる。えさ断ちについては、区市町村等に対し、収集方法や集積所の改善を要請中。


東京港の国際競争力の強化

 〔1〕わが国港湾の国際的地位は、コスト高などの制約から低下している。東京港の地位も後退するようになった場合どの様な影響があるのか。
 〔2〕今後、更に使いやすい東京港を実現し、国際競争を勝ち抜いていく必要があると考えるが、具体的な取組について所見を伺う。

港湾局長 〔1〕世界の大型船が寄港しなくなり、日用の輸入物資は、供給不安定でコストや輸送日数が増加するとともに、価格上昇をもたらす。
 〔2〕ITの活用や利用時間では、365日24時間フルオープン化の支援をしてきたが、今後昼休みのオープン拡大に向け、港湾事業者に強く働きかけていく。

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