ホームページへ戻る 前のページへ戻る

第3回定例会・一般質問(要旨) 9月27日

吉野 利明 議員(自民党)


 多摩地域の発展を図るためリーダーシップを発揮せよ


    多摩の将来像
    道路整備
    保護収容動物情報の提供
    介助犬

多摩の将来像

 現在、多摩地域は発展の可能性にあふれた極めて魅力的な地域となっている。
 〔1〕多摩地域を取り巻く環境の変化を踏まえ、多摩の将来像2001について、どの様な基本的考え方のもとに策定したのか、見解を伺う。
 〔2〕今後、どの様な多摩地域を目指そうとしているのか、伺う。
 〔3〕多摩地域が着実な発展を図るために、知事自らが強いリーダーシップを発揮し、多摩振興に邁進することが重要だ。今後の多摩振興に向けた知事の決意を伺う。

知 事 〔3〕東京の再生は日本の再生であり、その一翼を担う多摩地域の振興は、首都圏のバランスある発展に大きく寄与する。今後、活力と魅力にあふれた多摩地域の創造を目指し、積極的に多摩の振興を図る。

総務局長 〔1〕多摩地域は、自らの個性、独自性を伸ばしながら、自立性を高めて主体的な発展を目指すことが必要との考えのもと策定した。
 〔2〕自立と連携を基本理念として、活力と魅力あふれる多摩の創造を目指していく。


道路整備

 沿道環境の改善や環境負荷の低減などを図りながら、積極的に道路整備を進めていくことが重要だ。そこで、計画をより環境に配慮したものとするため、計画策定の早い段階から複数案を示し、環境への影響を総合的に調整する総合環境アセスメント制度を導入することとした。
 〔1〕この制度により、東京都として放射第5号線及び三鷹3・2・2号線の基本計画を決定したが、試行過程を踏まえ、地元の意見をどの様に反映し、今後の整備に生かすのか。
 〔2〕放射第5号線及び三鷹3・2・2号線は、多摩地域と区部を結ぶ重要な幹線道路だが、総合環境アセスメントを実施した区間だけが唯一未整備であり、東八道路がここで止まっている。出来る限り早期の整備が必要。今後の見通しは。

建設局長 〔1〕放射第5号線区間では、玉川上水の保全などを配慮し、都市計画幅員を50mから60mに広げる案を採用。また、三鷹3・2・2号線区間では、現在の都市計画幅員30mで整備する案を採用した。
 〔2〕三鷹3・2・2号線区間は、早速、沿道環境への影響調査を進め、来年度には測量を実施。
また、放射第5号線区間は、幅員を広げるため、都市計画変更や条例アセスメント手続きの準備を進めている。


保護収容動物情報の提供

 〔1〕都が保護収容した動物の情報についても、最新のIT技術を活用し、迅速かつ便利な情報提供を行うことが必要であると考えるが。
 〔2〕飼い主がきちんとしつけを行い、適切に接することが出来るように、都民に対してどの様な対応を行っているのか、伺う。

衛生局長 〔1〕インターネットにより、日々のデータ更新と24時間利用が可能な画像情報を取り入れたシステムを構築し、速やかに情報提供を開始する。
 〔2〕動物保護相談センターや保健所等において、動物の適正な飼育方法の啓発に努めており、講習会の日程、犬や猫の飼い方についての情報は、衛生局のホームページによる提供も行っている。
なお、動物保護相談センターでは、逸走させた動物の飼い主に対し、飼い主としての責任やしつけ等、個別の啓発や講習を行った上で返還をしている。


介助犬

 介助犬を使用する障害者は、障害の種類や程度も異なるため、介助ニーズも千差万別である。
障害者のニーズに的確にこたえるために、介助犬訓練基準の作成や介助犬訓練者の養成など、法整備とあわせて行っていく必要があると考えるが、認識と今後の対応について所見を伺う。国も、この秋の臨時国会で介助犬を含めた身体障害者補助犬の法制化を準備しているが、国の動きに先駆け、東京から日本を変えていこうとする石原知事のもとで、都としての積極的な対応を求める。

福祉局長 近く国が検討会を設置し、介助犬の訓練基準や認定のあり方などについて検討する予定で、都も参加する方針である。今後、この検討状況などを見守りながら、適切に対応していく。

ホームページへ戻る 前のページへ戻る