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第3回定例会・一般質問(要旨) 9月27日

三原 將嗣 議員(自民党)


 東京の治安確保と凶悪犯に対するけん銃使用


    警察行政
    保育行政と生活衛生行政
    中小企業対策
    道路及び鉄道連続立体交差事業

警察行政

 〔1〕少なくとも凶悪犯や犯罪集団に対しては、警察官のけん銃使用がもっと適切かつ機動的になされるよう、取扱規範を改正すべき。
 〔2〕凶悪犯が増加傾向にあり、来日外国人による犯罪も凶悪化、組織化している。安全で安心して暮らせる東京を取り戻すための決意を伺う。
 〔3〕知事は所信表明で、留置所の不足に民間活力を導入し、施設を確保すると述べているが。

知 事 〔1〕法令の要件にのっとって、使用すべきときには適正かつ的確に使用することが重要。
 〔3〕民間活力を積極的に活用して、かなり大規模なものを整備する必要がある。

警視総監 〔1〕けん銃使用要件の周知徹底と判断能力の向上、実戦的な射撃訓練等を強力に推進し、万全の措置を講じる。
 〔2〕警視庁の総力を挙げ、首都東京の治安維持と都民生活の安全確保に最善を尽くす。


保育行政と生活衛生行政

 〔1〕都の指導監督要綱を抜本的に改正し、保育施設の開設場所の届出制を明文化すべき。
 〔2〕理容所、美容所で、管理者を置くことが重要なら、区と連携し徹底した行政指導をすべき。重要な役目がないのなら、管理者の設置廃止を国に働きかけるべき。所感を伺う。
 〔3〕以上の2点は大変ささいなことかもしれないが、アリの穴から堤も崩れると言う。まさに東京から日本を変える一穴だ。知事の所感は。

知 事 〔3〕お話のような事項も含め、東京から日本を変えていく、歴史的必然性、蓋然性のもとに日本を変えていくという行政を展開する。

福祉局長 〔1〕独自に指導監督要綱の見直しを行う。実効性の確保という観点に立って検討する。
 〔2〕保健所において管理者設置の指導を行い、設置率の向上に向けた改善に努めている。


中小企業対策

 〔1〕産業振興ビジョン2000は、高齢化社会に対応した商店街づくりをすべきものだということだが。高齢化社会に対応して御用聞き専門の商店街を立ち上げてみてはどうか。空き店舗対策に、高齢者の手によるリサイクルショップのモデル店を都内に出してみてはどうか。
 〔2〕千葉県に狂牛病の疑いの乳牛がいたことが発表されて以来、肉屋さんの牛肉の売り上げは半減している。今日までの対応を伺う。食肉小売業に対し、緊急助成策を打ち出すべき。

産業労働局長 〔1〕これに基づき商店街活性化総合支援事業を実施しており、20の区市が商店街振興プランの作成を進めている。今後とも、商店街が高齢化社会に対応出来るよう支援する。
都内の幾つかの商店街で同様の取組を行っており、これらの事業に対し活力ある商店街育成事業や空き店舗活用推進事業などで支援してきた。提案のリサイクルショップも有意義な事業と考えられる。今後とも、商店街の取組に対し積極的に支援していく。
 〔2〕中小企業制度融資を実施しており、この制度を利用することも出来る。検討が行われている小売業者などに対する緊急融資等の早急な実現を国に強く求めていく。

中央卸売市場長 〔2〕生体検査のより一層の徹底等を図り生後30か月以上の牛の出荷の自粛を要請した。と畜牛育成履歴申告書の提出を求め、搬入牛の安全性確保を図った。食の安全の確保のためと、行き過ぎた風評被害の防止のため、国の方針に先駆け、すべての牛の脳、目、脊髄、回腸を焼却処分することとした。


道路及び鉄道連続立体交差事業

 〔1〕足立区都市計画道路補助138号線道路の事業化を図るべき。なお、事業化に当たり、利用者の安全確保に全力を挙げるよう要望するが。
 〔2〕足立区の補助261号線について、引き続き所要事業費を確保し、整備の促進に努めよ。
 〔3〕261号線は、東武伊勢崎線竹ノ塚駅の北側で線路と交差し、現在の計画では道路が上を通るオーバーパスとなっている。見通しを伺う。

建設局長 〔1〕国のまちづくり制度などを活用し、補助138号線の整備と周辺のまちづくりについて調査を実施する予定。
 〔2〕都財政は、依然として厳しい状況にあるが、引き続き財源確保に努め事業を推進していく。
 〔3〕現段階で見通しを立てるには至っていない。足立区主体の検討会の動向を踏まえ、立体交差化の方向性を見極めたい。

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