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予算特別委員会 総括質疑(要旨) 3月14日

大木田 守(公明党)


    危機管理
    首都圏第三空港
    三宅島災害
    金融問題
    福祉改革
    アニメ産業
    北区における都関連事業

危機管理

 横田空域の返還を国などに働きかけよ。航空路の安全には飛行ルートの分散化が必要だ。

知 事 全面返還の前に共同使用で国内線が使えるとしたら、ダウンタウンから近い飛行場になる。早期返還をアメリカ政府に働きかけていくので、議会挙げてのご声援を願いたい。


首都圏第三空港

 〔1〕国に対し羽田空港再拡張案の速やかな決定を促せ。
 〔2〕再拡張後の拡大枠は国際線に使用せよ。

知 事 〔1〕本気でやりだしたら3年でできると思う。それで25万便が41万便まで増えるので、1日も早い着工を強く要請する。
都市計画局長 〔2〕増大する首都圏国内線の需要に対応する必要もあるが、昼間帯に相当数の国際定期便発着枠確保が可能と考える。


三宅島災害

 三宅島の現況は。

青山副知事 多量の火山ガス放出が今後も続くと発表されているが、都は、泥流対策や応急復旧工事等の進捗を図るため、村民の早期帰島を目指して、現地での作業に全力で取り組む。


金融問題

 〔1〕金融再編で指定金融機関はどうなるのか。
 〔2〕都債引受けのシンジケート団について、3銀行統合後の代表幹事はどうなるのか。
 〔3〕都独自の外債発行の格付け準備状況は。
 〔4〕いつでも、どこでも税金や使用料等の支払可能なマルチペイメントネットワークの状況は。

知 事 〔3〕東京の方がソフトランディングができるので、国よりも高い格付取得の努力を多角的に行っている。協力を願いたい。
出納長 〔1〕再編後の経営体制がまだ明確ではなく、現在、内容や業務分野を見定めている。
 〔4〕国や自治体が参加している日本マルチペイメントネットワーク推進協議会で取り組んでおり、平成15年から財務会計システムや収納システムを、都庁で順次導入していく予定。
財務局長 〔2〕現在の代表幹事は日本興業銀行であるが、公共債のノウハウなどに実績を持った金融機関がふさわしいと考える。


福祉改革

 〔1〕わが党提言の福祉改革推進にかかる今後5年間、総額5,200億円の財源の確保策は。
 〔2〕高齢者福祉の具体策は。

知 事 〔1〕一連の福祉施策の見直しは、負担の公平性などの観点から、大胆な行政改革により生じた財源を活用する。
高齢者施策推進室長 〔2〕都独自の認証保育所制度、乳幼児の義務教育就学前医療費助成制度、要介護者の短期入所モデル施設の実施、高齢者等民間住宅賃貸の身元保証の検討など。


アニメ産業

 〔1〕アニメ博21を成功させ、東京のアニメ産業を世界制覇へとつなげ。
 〔2〕アニメ博において、優れた作品に支援を。

知 事 〔1〕東京ブランドという形で定着させて、このフェアを取っ掛かりに、映画祭以上に恒久的な充実した市場として育てていく。
労働経済局長 〔2〕世界の若手アニメーターも含めたコンペを開催し、優れたアニメ作品を選定していきたいと考えている。


北区における都関連事業

 今後の北区の課題について伺う。

建設局長 十条駅付近の立体交差化へ、地元やJRと意見交換を行っており、検討していく。
都市計画局長 十条地区の防災都市づくりを着実に進め、区の東京外語大学跡地の利用計画案を尊重し、財務省に対し要望する。
福祉局長 新たに5か年に渡る緊急整備事業を計画化し、地域におけるバリアフリー化を重点的・集中的に推進する。

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